パン・オ・ショコラ--今日のおやつ
2012年 06月 01日
パン・オ・ショコラ。
おやつベスト10にエントリー間違いなし。
いつか旅行先で興奮のためか寝付かれず朝を迎え、夜明けに開いたばかりのパン屋さんに行ったことがある。
お目当てはパン・オ・ショコラ
オーブンから出てきたばかりのそれは幾重もの層の間に空気を含んでひらひらっと飛び立ちそうに膨らんで
なんとかそこに留まっているという風情だった。
通りに立ったままかじりつくと、
さくさくっとバターの香り高く崩れおちて、チョコレートはまだ熱々。。
白んできたばかりの異国の街の空気はひんやりと冷たく、
まだ、静かな街にときおり耳慣れぬ言葉や靴音が響く。
そして、見知らぬ人々のおそらく日常的な一日が始まろうとしているその、時を刻むような気配。。
私は今まで味わったことのないその瞬間のすべてにすっかり心を奪われてしまった。
それからも何度となくパン・オ・ショコラを食べてきた訳だけれど、
ああいう体験は二度とは出来ない。
大げさかもしれないけれど
それはまだ見ぬ世界に最初の一歩を踏み入れたときだけに味わえる
とくべつな瞬間だったのだ。
その時そこでは、何の先入観も価値観もなくただ純粋に私の「印象」のみによって世界が成り立っている。。
驚きと喜びのみで満たされた世界を感じるのみ、味わうのみの瞬間だ。。
さて、最近ちょっと行き過ぎ!のヒルサイドパントリーにて。
発酵バターで作っているそうですよ。
クロワッサン生地はふわふわはらはらっと崩れてきえてしまい
チョコレートはねっとりとろりと余韻が広がって対照的な食感。
ああこれこれ、この感じ。
と一人うなずいてしまいそう。
私の中には既にパン・オ・ショコラかくあるべし。という価値観があるのだと思う。
それを再現してくれているのか?
ささやかな私のイメージの外にあるパン・オ・ショコラなのか?
無意識の内にそういう味わい方をしてしまうのは味気ない気もするが、まあ仕方ない。
少なくともパン・オ・ショコラに対する好奇心はいつもまっさらだと思う。
おやつベスト10にエントリー間違いなし。
いつか旅行先で興奮のためか寝付かれず朝を迎え、夜明けに開いたばかりのパン屋さんに行ったことがある。
お目当てはパン・オ・ショコラ
オーブンから出てきたばかりのそれは幾重もの層の間に空気を含んでひらひらっと飛び立ちそうに膨らんで
なんとかそこに留まっているという風情だった。
通りに立ったままかじりつくと、
さくさくっとバターの香り高く崩れおちて、チョコレートはまだ熱々。。
白んできたばかりの異国の街の空気はひんやりと冷たく、
まだ、静かな街にときおり耳慣れぬ言葉や靴音が響く。
そして、見知らぬ人々のおそらく日常的な一日が始まろうとしているその、時を刻むような気配。。
私は今まで味わったことのないその瞬間のすべてにすっかり心を奪われてしまった。
それからも何度となくパン・オ・ショコラを食べてきた訳だけれど、
ああいう体験は二度とは出来ない。
大げさかもしれないけれど
それはまだ見ぬ世界に最初の一歩を踏み入れたときだけに味わえる
とくべつな瞬間だったのだ。
その時そこでは、何の先入観も価値観もなくただ純粋に私の「印象」のみによって世界が成り立っている。。
驚きと喜びのみで満たされた世界を感じるのみ、味わうのみの瞬間だ。。
さて、最近ちょっと行き過ぎ!のヒルサイドパントリーにて。
発酵バターで作っているそうですよ。
クロワッサン生地はふわふわはらはらっと崩れてきえてしまい
チョコレートはねっとりとろりと余韻が広がって対照的な食感。
ああこれこれ、この感じ。
と一人うなずいてしまいそう。
私の中には既にパン・オ・ショコラかくあるべし。という価値観があるのだと思う。
それを再現してくれているのか?
ささやかな私のイメージの外にあるパン・オ・ショコラなのか?
無意識の内にそういう味わい方をしてしまうのは味気ない気もするが、まあ仕方ない。
少なくともパン・オ・ショコラに対する好奇心はいつもまっさらだと思う。
by leventmurmure
| 2012-06-01 13:06
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