私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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カテゴリ:eat( 13 )

小さくリセット。

とても久しぶりに絶食をした。
およそ一日半。
朝のフルーツの他はルイボス茶を土瓶にたくさんいれておいて随時飲むだけ。


絶食中は片づけをしたくなるのが常のわたし。
お茶を飲みつつ、本棚やクロゼットからあれこれ選んでは片付けて行く。
ああ、気持ちがいい。
お腹が空いているからあまり元気は出ないので、
頑張りすぎないようゆるゆる淡々と進めて行く。


あ〜、さっぱりした。
このリセット感は半端じゃない。


以前は一年に何度か絶食をして「仕切り直し」をする習慣だったのだが、
最近はなかなか実行できずにいた。

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最初に私が「自ら進んで絶食をする人々がいる」と驚いたのは
20代のころ身体を壊して入院した病院でだった。
ヨガの先生だった友人のお母さんが
池上の「松井病院」の「食養内科」を紹介してくれたのだった。

日野厚先生と長岡由憲先生という2人の先生の指導のもと
「生態学的栄養学」によって治療中の患者さん、
体質を改善のために入院している方で病棟はいっぱいだった。
その頃私はまだ、栄養学の何たるかも、
食材が帯びている陰陽の性格のことも何も知らなかった。

入院の日、日野先生に
「今日の朝、何を食べていらっしゃいましたか?」
と尋ねられ
「コーヒーとクロワッサン」
と答えると、先生が、はぁ〜っと小さくため息をついて黙ってしまわれたのを覚えている。
(ちなみに病院の朝食は
人参のジュースと神田精養軒のシュタインメッツ製法のプンパーニッケルにごまのペーストを塗ったものだっ た)

日野先生の栄養学は
「体質」と「症状」を区別してとらえ、
そのときどきによって柔軟な判断をするというのが特徴で、
理論によって断定的な判断をすることをよしとしない。
よって、ご著書の記述は大変控えめでニュートラルなものなのだが、
患者さんに対しては、体質も症状も確定している訳だから、
その指導はなかなか厳しいものだったと思う。

私はすっかり根を上げてしまった記憶がある。
厳密にルールを守るのが苦手で、
基本が分かったと思うと自分流にしたくなってしまう方なのだ。
(神田精養軒のアップルパイを隠し持っているのがバレてしかられたこともある。)

そのときすでにひと月以上病院にいた私に、そういう私の性格を見抜いた長岡先生が
「あなたはこの病院で学べることはすべて学びました。」
と言って下さって、
後は自分の思うよう管理して行きなさいという内容のアドバイスとともに病院から送り出して下さった。


そうして、ここで学んだ食物の知識が私のベースになった。
改めて、「日野式食養生の20か条」を見てみると、やはり私の食べ物への理解の基本になっているなと思う。

私の日頃の食生活ときたら、とてもそんな指導を受けたとは思えない代物だ。
勝手流で、自分の体質や症状に合わないだろうな。
と思っても、とても食べたかったり美味しかったりすればなんでも食べてしまう。
もちろんクロワッサンでも。。。


でも、何となくリセットしたくなる潮時のようなものがあって、
絶食をしてみたり、食養生的な食生活に転換することで調整をしてきたのだと思う。
食材の性質や働きの基本をみっちり体得した経験が、
よろめきつつも何とか軌道を修正しようという本能を助けてくれている気がする。
若いときに、食べ物の本質とエネルギーに関して実践で身に付けることができてとても幸運だったと思う。



食べ物のコントロールが出来ないのは私の場合は、ほとんど大抵心理的にストレスが多い時だ。
本当はそんな時こそ、食生活を整えたほうが気持ちを切り替えるきっかけになるのは分かっていても
なかなかできないもの。。
「よくない」食生活も心の癒しに一役買っている一面もあるので、自分に甘〜くなってしまう。
食生活とは、本当に心を投影するものだと思う。



まあとにかく、久しぶりに小さなリセットができてよかった。
翌日のお夕飯に食べたものがひとつひとつしみじみ美味しかった。


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おやつは葛餅。
葛餅は低カロリー高タンパクだそうで、しかも発酵食品。



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玄関に置くお塩も何となく新しい器に替えます。
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by leventmurmure | 2012-07-29 22:52 | eat
新しく祐天寺駅そばにできたジェラテリアへ。
「Gelateria acquolina」


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ガラスのショウケースの中ステンレスの容器にジェラートが入っているのだが、その容器はしっかり蓋が閉められていて中が見えません。
乾燥や劣化を防ぐためかもしれない。
なので、お店の女の子にしつこく説明を求める。
アプリコットのグリーンペッパーフレーバーだの、チョコレートのラヴェンダーフレーバーだの
カルダモンだのくるみだの、気になるものだらけ。
おまけに中が見えないものだから(頼めば見せてくれたかも。。)もう思い切り迷ってしまった。

そして、選んだのはオリーブオイルのジェラートと、ミルク系がかぶらないようにブラッドオレンジのジェラート。
味が分からなくなるから、2種類までにしておこうっと。



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私は普段ジェラートはあんまり食べないのだけれど、これは美味しい〜。
超超なめらか〜な口溶け。
オリーブオイルのジェラートは初めての体験だが、
すご〜くなめらかにミルクに混ざり合っている。
ただめちゃくちゃよく混ぜた、という混ざり方でなく、
きっちり分子が手を繋いでいる?という感じで
最初からこういう物質なんじゃないかというくらい一体化している。
何か配合の妙とか温度管理とか?氷菓ならではの化学のようなものがあるのでしょうね?

このお店を教えて下さった「ケーキ日記」さんに同じくお気に入り決定。

お店のデコレーションもとても可愛くて私好み。
照明の陰影の美しい、ほの暗いかんじは夏の暑い午後なんかに訪れたら涼しげでなおよいかもしれない。
次回は自転車に乗って来てみよう。。


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by leventmurmure | 2012-06-23 23:26 | eat

lab.LABAR@代官山

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先日来工事中だったヒルサイドテラスの一角に新しいコーヒー屋さんを発見。

「lab.LABAR」は、その名の通りラボラトリーのごとく色んな焙煎、色んなブレンド、抽出方法でコーヒーを楽しませてくれるコーヒー屋さんなのだそう。

今日私がオーダーしたのは、ブレンドエスプレッソのマキアート。
とても風味豊かでこくのあるブレンドで、私好みのさわやかな酸味はケニヤのコーヒー豆が入っているからなのだとか。。
いまこうして書いていても、複雑な香りの一部がよみがえるほど。

シングルオリジンのエスプレッソもあり、また、ブレンドも日によって色々なものが登場するそうだ。

頂いたクッキーのラベルに米子の住所があったので尋ねると、
こちらは鳥取のコーヒー屋さんが東京に進出してきたお店なんだそう。
(焼き菓子もホームメイド)
併設の家具屋さん(北欧の家具やテーブルウェアがたくさん。。)と一緒にやってきたとのこと。


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私は家具のことは詳しくないのだが、ヴィンテージの北欧の椅子はゆ〜ったりとした座り心地。
そして、綺麗に磨き上げられた大きなガラス窓越しに通りを眺めるのに最高のロケーション。
この場所に長らくあった雑貨やさんでは、たしかここはデッドスペースに近かったような気がするのだが。。


ああ〜っと伸びをして、思い切りくつろいでしまった私だが、
こうして外から見るとお店の中もよ〜く見えるなあ。。
なんだか金魚鉢のなかを眺めているみたい。

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by leventmurmure | 2012-06-16 02:05 | eat
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私の好きな食材屋さん兼パン屋さん、
あ、お惣菜屋さんでもあるな、ヒルサイドパントリー
世界各国の食材や食べ物に関する書籍の他、
キッチンで作られたお惣菜やパンが並ぶフロアは、ヒルサイドテラスの地下1階に。
店内の大きなテーブルで、お店の外のスペースでもちょこっと食べたりできます。

以前はオリーブオイルが気前よく10本以上も開けられてテイスティングができたり、
チーズがざくざく削られていて、贅沢な試食を楽しむこともできた。

しかし、いまではそういうサービスはなくなってしまったし、
こういった外国の食材をもう少し安価に売るお店も増えている。

それでもここは、ちょっととくべつ。
私はここにくるとわくわくする。


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名物?の天然酵母のクロワッサン。
結構甘くて、食感も独特。
改めて見ると形もちょっとヘンだし。。
これはクロワッサンじゃないよ〜と突っ込みたくなるけれど、
別に正統派じゃないだけで、
甘くて弾力ある食感がおいしい。
表面の、天然酵母独特のつぶつぶしたクリスピーな歯触りが好き。

旧山手通りは、tutaya が出来たり、裏手のやけに整備された一角にお店がたくさんできて
最近何だかにわかに活況を呈していて、人通りも増しているけれど、
ヒルサイドパントリーはそんなご近所の動向もどこ吹く風。
「我が道をゆく」的な雰囲気で、いつ行っても淡々とした空気が流れています。
そこが好き。

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by leventmurmure | 2012-05-25 10:49 | eat
最近この近辺を訪れる機会が続いている。
代官山、中目黒ラリーだ。。

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今週2回目?の「ターブルオギノ」
パートフィロにくるまれたマロンの焼き菓子。
まだほの暖かくて、ナイフを入れるとしっとりほろりと崩れた。
パートフィロのぱりぱりしゃりっとした対照的な食感が一緒になって、とても好みの味。
砕いたマロンの甘みと一緒にアーモンドプードルとバターの香りがします。
そして、とてもボリューミー。


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パートフィロってとても好き。
かりっとした部分と、しっとり水分を含んだ感じ。
どちらの食感もパイとはまた違った味わいがある。

コーヒーも美味しかった。


1階のデリカテッセンには、美味しそうなものがうなっています。
お店のスタッフは、訪れた時は女性ばかりで、
皆さん、プロヴァンスカラーのエプロン姿が鮮やかでした。
       ↑お店のブログにちょうどエプロンの記事が。。
お料理が一層美味しそうに見える色なのです。
セルフサービスでトレイに乗せて、2階に上がって頂きます。



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by leventmurmure | 2012-05-20 12:26 | eat

ターブルオギノ@代官山

行ってみたいな。と思っても、「予約のとれない店」は苦手だ。
決められた日にちに、電話が繋がるまでかけ続けたりすることを考えると億劫になって、すぐあきらめてしまう。
池尻にレストランを構えるオギノシェフはいまや「NHK今日の料理」にも登場する人気シェフでお店は予約がとれないことでも有名。
レストランのお料理はまだ味わったことがない。



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しかし、新しくオープンしたデリカテッセンとセルフサービスのカフェ「ターブルオギノ」では、
ランチタイムを過ぎた時間帯、のんびり気ままにパテ•ド•カンパーニュとお惣菜を盛り合わせた一皿を楽しむことが出来た。
今日のお惣菜は「帆立とマンゴー、キュウリのマリネ」「根菜のラペ」。
パテはもちろん、お惣菜もめりはりくっきりの味。
カフェご飯とはひと味違う料理屋さんの作るお惣菜です。


今日は冷たいものばかり選んだけれど、
「鹿肉のハンバーグ」「子牛のひき肉のカレー」「カスレ」「キッシュ」などもメニューに載っていたので、
次回は是非暖かい料理を味わってみたい。



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今はジャスミンの季節かしら。
街を歩いていると何度か、不意に濃厚な香りに包まれた。
突然にエキゾチックな香りでできたヴェールのようなものを着せかけられたような心地がして
うっとりしてしまいました。。



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by leventmurmure | 2012-05-17 23:39 | eat
母と妹と、日本橋室町のカフェにてランチタイム。
ステーキとフリット。お魚のポワレ。。
お料理は定番カフェメニューで、どれも美味しかった。

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食後に。。
「ここのカフェ、バリブレストが人気らしいけれど、裏のパティスリーのとは生地もクリームも違うらしい。」
「そうなの?カフェの分はカフェで作ってるのねきっと。。」
こそこそ声。。

隣席の女の子のお皿の上のパリブレストを見ると、確かに微妙にぱりっとしていないような。。

「ストロベリータルト、いちごが美味しく煮てあるんだって。」
妹の友人の中にここの常連さんがいるのだ。
しかし、ストロベリータルトの季節は終わったとのこと。

「。。。コーヒーのお供にこっち食べちゃう?」
バッグの中には「ノリエット」のヌガーとカリソンを忍ばせてあるのだ。
「それはちょっとまずいね。。ふふふ。」

お茶は場所を変えることに。。
「イデミスギノまであるく?」
「今日は混んでいそう。千疋屋にしよう。フルーツのソフトクリームがあるかも。」


「あ、この間送ってくれた、調布のケーキやさんのエンガディナー美味しかった!」
「スリジエね。」
私は、ナッツやキャラメルのお菓子が大好き。
妹は立ち寄ったあちこちのパティスリーのエンガディナーを郵便で送ってよこしてくれたりするので
私はエンガディナーの食べ比べをしているのだ。
最近のエンガディナーのなかで一番美味しかったのは
烏山の「ヴィエイユフランス」のエンガディナーだ。
郵便受けに突然エンガディナーだけが入った封筒を発見するのはちょっと妙な感じがする。
小さなれんががこつ然と封筒のなかから出てくるみたいで。
でも、とても嬉しい。。



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千疋屋。
この本店は日本橋三井タワーのなか。
というか、昔からこの場所が本店だったのか。。。

日本橋界隈は再開発の最中で大きな工事現場が目につく。
しかし、すっきりとした新しいビルと昔の美しい建物が混在してなかなかよい雰囲気。

丸の内界隈も再開発以降街が美しく素敵になり、
このエリアは寛げる。
人通りも多からず少なからずのんびりした感じがあって。。
最近は、銀座の雰囲気が変わってきてしまって騒がしく、なんだか落ち着かないので、
銀座に用事があっても、お茶は避難して?丸の内で、というパターンが多い。



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「あ、でも銀座のローズベーカリーは別ね。まだ行ってないから、今度平日に行こうね。」
「私はレモンパイ。」
「あ、私もっ!」
数時間の間、ほとんどが食べ物の話。
まあ、同じ遺伝子を持つメンバー。仕方ないか。。
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by leventmurmure | 2012-05-10 13:53 | eat

目黒ひいらぎ@学芸大学

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学芸大学の商店街からちょっとはずれたあたりにたい焼き屋さんを発見。
「目黒ひいらぎ」
伺うと、去年の11月にオープンしたとのこと。
何度も通りかかっていたのに、気づかなかったなあ。。

頻繁に食べる訳ではないけれど、おやつにたい焼きって結構好き。
さっそく焼きたてを頭からぱくり。。
かりっと薄い皮は小麦粉の香りがとっても香ばしい。
中の餡はあっさり上品な甘さで、しっとりほろっとちょうどいい炊き加減だ。

なぜか無性に餡が食べたくなることがよくあって、
お鍋に小豆と水を入れて一気に炊き上げて、洗双糖とちょっとの塩で味付けをしてそのままぱくぱくと食べてしまう。
それを結構おいしく頂いているが、
やっぱりお店の餡はひと味違う。


壁面に留められたメモによると、30分以上かけて焼き上げた。とのこと。
生地の量はさほど多くないのに、たい焼きを焼き上げるのには結構時間がかかるのですね。。


普段は東京たい焼き御三家!!のひとつ、麻布十番の「浪速屋」が定番の私。
それというのも、自宅から比較的近いのもあるが
私の父が「浪速屋」のファンで、家族で「浪速屋」ばかり食べていたから
これがスタンダードになっている。


でも。
「目黒ひいらぎ」とてもおいしい!
気に入るかしら?と父の写真の前に供えてみました。



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清潔感溢れる店構え。
蔵を模したようなデザインだが、
純和風ではなく、繊細でさわやかな感じが好印象。
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by leventmurmure | 2012-05-01 22:32 | eat

hibusuma@柿の木坂

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都立大学駅前の交差点から、てくてく坂を上がって柿の木坂の「hibusuma」にてランチ。
絵里子さんと一緒。

おそばと小龍包を頂く。
割としっかりとしたお味のスープは澄み切っている。
毎回、運ばれてくるたびはっとするほどの美しさだ。


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小龍包のスープはとろりとコクがあってこちらも頂くたびにおいし〜い。と感嘆。
やけど覚悟で一口で。。

朝に思い立っては、ランチの約束をして二人で一緒に過ごすのはとても楽しい習慣だ。
しかし絵里子さんは来週ご近所から引っ越してしまうのだ。
でも遠くに行ってしまう訳ではないので、寂しがることはないか。。
小龍包ランチのために、目黒まで駆けつけてね!


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hibusuma
ドラマチックなウィンドウのデコレーションがとても好き。
インテリアもとっても素敵なのです。
そして、もちろんお店のご主人と奥様もすごくお洒落なお二人です。。
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by leventmurmure | 2012-04-26 00:10 | eat
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「重ね煮」という調理方法を教わった。
すごくおいしい...!!
「重ね煮」なので材料を重ねて煮てゆく調理方法で、
特に目新しいこともないような気がしたのだが、
お借りした「わらのごはん」--船越康弘 船越かおり著 を見つつその通りに作ってみる。
作り方はとても簡単で、材料を刻んでお鍋の中に一種類ずつ層をつくって重ねてゆく。
その上にお塩をひとつまみ。
蓋をして弱火で蒸し煮にする。
蒸気が逃げないよう蓋はきっちりと。。それだけ。。

まずはトマトソースを作ってみた。
にんにくをオリーブオイルで香りがでるまでいためる、その上に回し切り(薄く切ったくし切りみたいなかんじ)のたまねぎ、その上に千切りのにんじんを敷き詰め、ゲランドのお塩をふって、ビタミン愛(おいしくなってね♡という気持ち)をふる。
蓋をしてごく弱火でただ待つのみ。
トマト缶を別のお鍋にあけてこちらはそのまま半量くらいまでやはり静かに煮詰める。オイルはなし。
最後にすっかりしんなりと一体化したたまねぎにんじんのお鍋にトマトを投入、味を整える。
スパゲティに和え、エクストラヴァージンのオリーブオイルを回したら。。。
もうホントにおいしい。
素材の一体感。味のハーモニー。材料にはないはずのなんだかおいしい味がする〜。
身体にしみわたる感じもごく穏やかで自然で、ほっと気持ちが静まり力が入っていた身体がリラックスするような。。

昨夜の何とも言えぬ満足感にすっかり気を良くして
今日の朝も再びトライ。
冷蔵庫にあるものは。。。??
今日はオイル無しで
しょうが、ピーマン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、チキン。の順にここだけはちょっとマジメに積み重ねる。
今日は流行りの「塩麹」を少しふりかけ、ビタミン♡を。そしてきっちり蓋。
もうこれもホントにおいしい。
ちょっとCotelette d'agneau a la boulangereに似た感じ。。
この料理はしっかり炒めたたまねぎをじゃがいもとともに型に敷き詰めその上に羊肉を置いてオーヴンにいれっぱなしにするものだが、私は冬の時期に時々作る。
パン屋さんが、朝のうちにオーヴンに入れておくと仕事が終わる頃夕飯時には出来上がっているということから
ア•ラ•ブランジェール。
でも、こちら「重ね煮」は野菜を炒めないからもっと軽い味わい。
特に、野菜の水分だけでじっくり蒸し焼きになったじゃがいもがねっとりとしておいしかった。





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さて、この「重ね煮」のポイント。
マクロビオティクなどの自然食に関心のある方ならピンと来たはず。
そう、材料の重ね方にヒミツがあるみたいです。
野菜の中でも、たまねぎ、人参のような根菜類は根を張って下へと伸びてゆくもので、
逆に葉野菜などの類いは上へと伸びてゆくもの。
お鍋の中に上へ向かうエネルギーを帯びたものを下に
下に向かうエネルギーを帯びたものを上に配置することで
弱火加熱した時にそれぞれのエネルギーが出会い、対流し、調和するようなのだ。
あの、材料にないはずのなんだかおいしい味、は
それぞれの野菜の持ち味が、火というエネルギーを介して存分に発揮され融合したものなのだと思う。

以前にマクロビオティクの勉強をした。
食べ物はそれぞれの個性として陰陽の両極のレンジの中のどこかの性格を帯びていて、
そのバランスのとれた食事で身体をつくることが食養生ということだった。
そして、現代の生活では身体が陰性に偏りがちということから
玄米菜食のなかでも、薦められる食事は陽性寄りのものが多かった。
陽性とは、活力、陽気であるが、
同時に求心力、引き締めまとまってゆくエネルギーでもあり、
ずっとそんな食生活をしていたら
元来身体が緊張しがちな私は、なんだか窮屈で息苦しい世界がすっかりイヤになってしまった。
知識はあっても自分に活かせていなかったのだろう。

わらの「重ね煮」はこの陰陽の摂理に素直に従った調理方法だと思う。
自然な形で素材が生きている。
食べ物はその命を差し出して私たちを助けてくれようとしている。
そのことが説かれずとも自ずと伝わってくる、優しいお料理だ。
作り置いても、オイルを使わなければ酸化が進まないので少し日持ちもするらしい。
免疫力もアップするとのこと。
レパートリーを増やして行きたいな。



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by leventmurmure | 2012-02-23 23:15 | eat