私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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カテゴリ:eat( 13 )

エクレア リターンズ

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私はエクレアが好き。

いつも変わらぬ定番おやつのひとつだ。
しかし、今ではどこのパティスリーでも普通に見かけるようになったこのエクレア、
食べたくなってもあまりお目にかかれない時期があった。

同じくシュー生地にクレームパティシエールをつめただけのシンプル菓子仲間、
シュークリームが不動の定番の地位を獲得していたほどには、
エクレアの地盤は強固なものではなかったのだ。

自由が丘の某有名店でエクレアありますか?と尋ねて、
「そーゆーものはございません」
と、売り娘さんに言われたことだってある。
いじわるでなく、ホントにエクレア 知らなかったんでしょう。。
ちょっとひがみっぽいかしらん、自分もエクレアと共に時代遅れの烙印を押された気分になって、憤慨した。
一言いってやりたい。 というやつですね。。



しかし、一言も言わずじっと(?)待っていると、
なんとなくじわりじわり、という感じで
「ケーキ屋さん」は「パティスリー」に名前を変え、
伝統的なお菓子や地方菓子が注目されるようになり
エクレアは、マカロンなんかに取り紛れて、、
という感じで、ぽつぽつとショーケースのなかに還ってきた。

しかも、
エクレールショコラやエクレールカフェだけはない、
ココナツ、マンゴー、、見た目ちょっとどうかと思うが、エクレール抹茶
というニューウェーヴまで登場。。。
(こちらの流れは、フォションが老舗のイメージを一新するため、投入したカラフルエクレアに端を発するそーです。。)

また、粉にこだわるフランス系のブーランジュリーが増えたこともあり、
基本のエクレールショコラ、エクレールカフェも「ケーキ屋さん」時代のものとは
ほとんど別物に変貌した。。


ちょっと前には「そーゆーもの」だったのに、
一度はずみがついたら、豹変する速度はすごいものだ。
数年前から、世間のエクレア事情は一変しよりどりみどりである。



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こちらは「ヴィロン」のエクレールカフェ、しっかり焼き込んだブーランジュリーの味。
フランスからはるばる輸入されるヴィロン社の小麦粉(ご存知、レトロドールではなく、ヴィエノワズリの類いはコルドアメリケンヌという粉を使っているそう)によるシュー生地がかりりと香ばしく、フォンダンもつやっつや。。
クレームパティシエールも驚きのなめらかさでした。

素朴なエクレールの場合、クレームパティシエールが重いと小麦粉感が増して、
小麦粉の中に小麦粉が詰まってる〜
ちょっと、これって焼きそばパンと同じ構成じゃな〜い?
ということになりますが、
こればかりはかじってみないと分からない賭けです。。


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こちらは、横浜の都筑区にある「レジオン」のエクレールキャラメル。
こぶりで、あっという間にお腹におさまってしまいましたが、
キャラメル風味のクリームが、甘みと苦みのメリハリがくっきりとした味わいで
思わずにっこり。



どちらも、「ケーキ屋さん」時代には味わえなかったものです。
エクレアはシュー生地、フォンダン、クレームパティシエールのキャラクターとバランスによって
見た目も味わいもまさに千差万別。。

ささっ、いつまでもいじけてないで、あれこれとつまんでみましょっ!
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by leventmurmure | 2011-09-26 22:35 | eat

神楽坂で。 -La Champagne

所用で神楽坂へ。。
一本裏道の軽子坂を上がると行き止まり。
道なりに小道に入りました。
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神楽坂は誘惑が多すぎます。
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
なかなか進みません。
ランチはどこでとろうかしら?
行きもあちらこちら気になるお店がありましたが、
帰りも、和菓子屋さん、パン屋さん、ショコラティエ、器屋さんにギャラリーと
なかなか進みません。


ふと、いい香りに誘われて入った小さなお店はどうやらシャンパンバー。
コルクを連ねたかわいいデコレーションの奥から香るのは
やっぱり!
ビスクでした。
ランチセットはたっぷりの温野菜と、メゾンカイザーのパンを添えて。
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食後に、バジルとパイナップルのソルベを差し出して下さったマダムが
とても素敵な方でした。

フレンチの料理人である、マダムのご主人は、
シャンパンとラングドック ルーションのワインの輸入も手がけていらっしゃり、
シャンパンバーの数軒先には、ワイン中心のバーも2軒あるのだそう。
(もちろん購入もできるそうです)

ラングドックのワインは今でこそ、
某チェーン店がデイリーワイン中心に取り扱ったのもあって
よく知られるようになりましたが、
イデアルさんではそれより前から直輸入しているそうです。

おいしかったビスクもご主人にお料理を習ったマダムの手になるものです!

私はシャンパンは頂きませんでしたが、
他のお客さんのグラスの触れ合う音が何とも心地よかったです。
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             お店の名前はLa Champange

マダムとのおしゃべりをたっぷり楽しんで、外に出ると夏の空。。
伺ったワイン買い付け旅行のお話に南仏を思い浮かべながら、歩きます。

ああ、まだ神楽坂上。。。
いつになったら降りられることやら。。
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by leventmurmure | 2011-09-04 19:40 | eat
私はブリオシュが大好き。
ちょこんと「頭」がのっかった形も愛らしく、卵とバターの香り豊かなかわいいパン。

ブリオシュといったら、マリーアントワネットの有名な
「パンがなければブリオシュを。。」
のエピソードが思い浮かぶ。
パンを求める国民に対して、王妃はこう答えたらしい。。

このエピソードは、王妃がいかに国民の窮状を理解していなかったかを物語るものとして知られているけれど、
もうひとつ、「ブリオシュ」がいかに曖昧な存在であるかを示しているようにも思える。

わたくし的に(一般的にも?)パンはざっくり
1)何かお料理と一緒に食べる類いのものと
2)もうひとつ、それのみで楽しむデニッシュペストリーのような「甘いもの」
とにカテゴライズされている。

さて、ブリオシュどちらに組する?

何かの「お供」などになるには、少し澄ましているような、
かといって「お菓子」というにはそっけない。。


件のマリーアントワネットのエピソードでも、
贅沢な宮廷生活に生まれついた王妃的には1)
それどころではない国民的には2)
に自動的にカテゴライズされて、その見解の違いが
革命の炎に油を注いでしまったのだから、
ブリオシュに罪はないとはいえ
その立ち位置は微妙なもの。


ありますね、人間にも。そういう立場に追い込まれてしまうことが。
そういうカテゴライズだと、どちらのグループにもなじめない〜
アンケートだったら「どちらともいえない」を選ぶしかないよ〜
という事態。
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さておき、実際ブリオシュは熱々に温めて、冷たいフォアグラと甘い白ワインと供する(お供ではなく、なにやら官能的な三位一体)こともあれば、
シロップを含ませれば、甘〜いサヴァランにも変身するのだから
やはり、ボーダーレスな存在だ。

私は残念ながらそのような贅沢な食事をする機会もあまりないので、
せめて熱々に温めて、そのままむしゃむしゃと頂く。
粉と卵とバターの香りが、一度ひとつに寄り添ってから
「あらためて。」という感じでぱっ!と広がる。
お菓子一歩手前の優しいあまみ。
表面と内側の食感の違いもごちそうだ。

何かの「お供」にもならず、なんの飾りも纏わず
贅沢に香り立つブリオシュ。
なんだかやっぱりいいな、毅然とした感じが。。

ちなみにこちらのブリオシュはパリセヴェイユ(自由が丘)のもの。
きゅっとこぶりな姿がコイキですね。
お店で頂いたときは、やはりほどよく温められていました。
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by leventmurmure | 2011-08-13 13:33 | eat