私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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ご近所探訪。。その3。。a0222263_23385237.jpg



















リュー•ド•パッシーが駒沢通りから学芸大学駅南側に移転したと聞きつけて、(こちらも「ケーキ日記」さんを読んで。。)
前よりウチに近いかな?とそれらしき方角へ進むと、たどり着いたもののそこはなんと!
長年通いつめたお蕎麦やさん「夢呆」のあったその場所だった。


閉店して、フランス料理店に変わってしまったのは知っていたけれど、
それも割と短い期間だったようだ。

お蕎麦や「夢呆」には我が家の台所といっていいくらいよく通った。
お店のいなせな感じのお兄さんのお顔もありありと思い出せる。


私はここ3年ほどほとんど外を出歩けないくらい体調を崩していたのだけれど、
どうしても「鴨南蛮」が食べたくなって2年ほどまえ、
寒〜い冬の夜、意を決してここまで来てのれんをくぐったのが、最後だった。


すっかり、雰囲気が変わった(当たり前か)テラスで
こうしてのんびりとお茶とお菓子を楽しむことができるほどに元気が回復したとは。。
と一人勝手に感慨深い気持ちになってしまう。

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さて、ご近所というのにリュー•ド•パッシーのお菓子を頂くのは実は初めて。


先日、エクレアの記事を書いてから、エクレアにオートフォーカスしてしまう癖がついていて、
今日もエクレール•オ•キャラメルをチョイス。
「3分でお作りします!」とおそらくはお店のご主人とおぼしき方が、出来立てを出して下さる。

相方はミルフィーユを。
(男子というのは年齢に関わらず、ミルフィーユ、モンブラン、などのベーシックなお菓子を好む傾向にある気がする。)

う〜ん、エクレールといい、ミルフィーユといい、フォトジェニックじゃないんだよな。
と思いつつ、ささっと、お約束の撮影を。。
ただでも、フォトジェニックじゃないのに、
ここのお菓子、特にこういったベーシックものが何となく地味(こそこそ声)。。
アピールしない、というか、楚々としているというか、
はい、エクレアです、、よければどうぞ、、、
とでもいう感じだろうか?

で、さほど期待感が高まるのを待つまでもなくぱくっと頂いてビックリ!
このエクレールのキャラメル味なんて美味しいんでしょうう〜。
こくといい、塩味の加減といい、いうことなし!
(あとで聞けばこちらのエクレアは名物商品だそうですね、失礼しました)

そして、ミルフィーユも!
パイ生地とクレームパティシエールのみ、のシンプルさだが
お味はとても格調高いのだ。
クリームは少なめでパイそのもの、バターと小麦粉のハーモニーを楽しむためのお菓子。

アピールしない見た目とのギャップも演出なのかしら?と思えてくる。

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惜しむらくは、テラスが歩道のない通りぎりぎりに張り出しているので、外を歩く方と目が合うことも。。

相方エヌは、
通りをゆく、思い切りストイックな感じのジョガーと至近距離で目が合ってしまい、
思わず、はぐはぐとミルフィーユをむさぼる手を止めていた。。




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キャラメルのあまりの美味しさに、
明日、何年かぶりに会う予定の友人におみやげも手に入れた。
以前この近所に住んでいて遠くに越してしまったのだが、
このお店のお菓子を確か、美味しいのよと言っていたはず。
気にいってくれるかな?
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by leventmurmure | 2011-09-30 23:56 | dairy
ご近所探訪。。その2。

7月オープンしていたというのに、
ノーチェックであったパン屋さん「トラスパレンテ」へ。
愛読の「ケーキ日記」さんを読んで、知りました。a0222263_2024973.jpg
ぶらぶらと、愛車のペダルを踏んで。。


わたくしは、ご近所のカフェ情報の収集にはとても熱心です。

学大付近でも、パンのつまめるカフェ? カフェのついたパン屋さん? はあまりありません。
(ケーキ屋さんのパン、というのはありますが)
とても嬉しいです。



カフェに坐ると、
両隣では、女性2人組がおしゃべりしながら、やはりパンのおいしさを堪能していました。
「わたし、お腹空いてるのもあるんやけど、昨日東京に着いてから一番感動してるわあ!」
と関西からのお客さまも大感動。


反対側の女性チームは、パン作りをなさるらしく
小麦粉や水、塩やお砂糖の配合などについて専門的な意見を述べ合いながらフムフム、、と。
「これって○○○○かしら?」「えっ?△△△△かもよ。」
と、化学的見地からの考察のよう。

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クロワッサン、上手に温めて下さいました。
私は不器用なのかこれが意外と。。
すぐに焦がしてしまいます。




店長さんとおぼしき男性は何か質問をすると、とっても丁寧に答えて下さるし、
スタッフのみなさんも仕事をなさる姿が楽しそうです。


職人さんの仕事姿を眺めているのはとても楽しいものです。


私の父は、とても好奇心おう盛な人で、よくデパ地下などでめぼしい実演販売を見つけると、
ささっと近づいて行って、食い入るように職人さんの手元を観察していました。

ある時、自宅でたこ焼きを焼いてみようとした時のこと、
何度やってもうまく行きませんでした。

父に相談すると、たこ焼きやさんを見ていれば教えてもらえるとのことで、
私は駅前の屋台で、たこ焼きやさんがくるくると、
こんがり焼けたたこ焼きをひっくり返すのを眺めていました。
やがて、10分も経った頃(早く退散してほしかったのかもね。。)
「お姉さん。焼き方がわかんないの?」
とたこ焼き屋のおじさんの方から声をかけてくれ、
何やらコツを教えてくれました。
(実はそんなにはたこ焼き好きではないので、残念ながらコツの方は忘れてしまった。。)


こちらのパン屋さんでも、すぐ脇の厨房からいい香りがして、パンが焼かれています。
じっくり見られる訳ではないのですが、きびきびした活気が伝わってきます。

でも、たこ焼きじゃないんだから、職人さんを見ているだけじゃ
こんな何層にも重なったバターの香りいっぱいのクロワッサンが焼けるようになる訳じゃありませんけど。

あ、フィセル状に焼いたパンにはちみつとバターを塗った「コンミエーレ」もおいしかった。。
セージの香りがしました。
バターとセージの組み合わせって好きですね。。

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by leventmurmure | 2011-09-28 20:41 | dairy

エクレア リターンズ

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私はエクレアが好き。

いつも変わらぬ定番おやつのひとつだ。
しかし、今ではどこのパティスリーでも普通に見かけるようになったこのエクレア、
食べたくなってもあまりお目にかかれない時期があった。

同じくシュー生地にクレームパティシエールをつめただけのシンプル菓子仲間、
シュークリームが不動の定番の地位を獲得していたほどには、
エクレアの地盤は強固なものではなかったのだ。

自由が丘の某有名店でエクレアありますか?と尋ねて、
「そーゆーものはございません」
と、売り娘さんに言われたことだってある。
いじわるでなく、ホントにエクレア 知らなかったんでしょう。。
ちょっとひがみっぽいかしらん、自分もエクレアと共に時代遅れの烙印を押された気分になって、憤慨した。
一言いってやりたい。 というやつですね。。



しかし、一言も言わずじっと(?)待っていると、
なんとなくじわりじわり、という感じで
「ケーキ屋さん」は「パティスリー」に名前を変え、
伝統的なお菓子や地方菓子が注目されるようになり
エクレアは、マカロンなんかに取り紛れて、、
という感じで、ぽつぽつとショーケースのなかに還ってきた。

しかも、
エクレールショコラやエクレールカフェだけはない、
ココナツ、マンゴー、、見た目ちょっとどうかと思うが、エクレール抹茶
というニューウェーヴまで登場。。。
(こちらの流れは、フォションが老舗のイメージを一新するため、投入したカラフルエクレアに端を発するそーです。。)

また、粉にこだわるフランス系のブーランジュリーが増えたこともあり、
基本のエクレールショコラ、エクレールカフェも「ケーキ屋さん」時代のものとは
ほとんど別物に変貌した。。


ちょっと前には「そーゆーもの」だったのに、
一度はずみがついたら、豹変する速度はすごいものだ。
数年前から、世間のエクレア事情は一変しよりどりみどりである。



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こちらは「ヴィロン」のエクレールカフェ、しっかり焼き込んだブーランジュリーの味。
フランスからはるばる輸入されるヴィロン社の小麦粉(ご存知、レトロドールではなく、ヴィエノワズリの類いはコルドアメリケンヌという粉を使っているそう)によるシュー生地がかりりと香ばしく、フォンダンもつやっつや。。
クレームパティシエールも驚きのなめらかさでした。

素朴なエクレールの場合、クレームパティシエールが重いと小麦粉感が増して、
小麦粉の中に小麦粉が詰まってる〜
ちょっと、これって焼きそばパンと同じ構成じゃな〜い?
ということになりますが、
こればかりはかじってみないと分からない賭けです。。


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こちらは、横浜の都筑区にある「レジオン」のエクレールキャラメル。
こぶりで、あっという間にお腹におさまってしまいましたが、
キャラメル風味のクリームが、甘みと苦みのメリハリがくっきりとした味わいで
思わずにっこり。



どちらも、「ケーキ屋さん」時代には味わえなかったものです。
エクレアはシュー生地、フォンダン、クレームパティシエールのキャラクターとバランスによって
見た目も味わいもまさに千差万別。。

ささっ、いつまでもいじけてないで、あれこれとつまんでみましょっ!
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by leventmurmure | 2011-09-26 22:35 | eat
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近所の古本屋さんで、文庫本を買ったらカバーをかけてくれました。
ちょっとおしゃれでしょう?
古い雑誌のページだそうです。


さて、この本の題名は「国王を虜にした女たち-フランス宮廷大奥史 川島ルミ子著」

なぜか歴史物は、王様の名前やその時代など読むそばから忘れてしまうのですが、
キーパーソンがいると、よくストーリーが頭に入ってきます。
今回のそのひとは
シャルルドルレアン、オルレアン公シャルル。。


15世紀初頭、フランス王太子、のちのシャルル7世がイギリスとの100年戦争を戦ったとき、
王太子に与し、(こちらの本はシャルル7世の愛人アニエス•ソレルについて書かれたものでした)
イギリスに捕らえられて、25年の捕虜生活を送ったそうです。
(その間にジャンヌダルクが現れて王太子を助けたおかげで、シャルルは戴冠できた)

文人であったオルレアン公はその後フランスに戻ってからは
隠遁生活を送り、サロンを開いたり詩作を楽しんだりする生活を送ったそうです。

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19世紀末に生まれた作曲家R.アーンは、このオルレアン公シャルルの
ロンデルという形式の定型詩
「Quand je fus pris au pavillon」-私が館に捕らえられたとき
に短い曲をつけています。
繊細で、軽いクラヴサンの音色がぴったりのバロック風の小品です。

 私がかくも美しく高貴な方の館に捕らえられたとき
 ろうそくの灯に燃え尽きてしまった。
 ちょうちょのように

 私が捕らえられたとき
 ひらめくような輝きに
 さっと赤くなってしまった

 私がもしも鷹だったら、素敵な翼を持っていたら
 その方のとげから
 身を守ることができたのに。。


この歌が歌われた20世紀初頭のパリにはいくつものサロンがあり、
おそらくは作曲者自身のピアノ伴奏によってお披露目されたことでしょう。
馬の早足を思わせるような明るく軽い伴奏にのって
このみやびな雰囲気の歌詞がさらりと歌われます。

歌い手の纏う、ビーズやレースがほどこされた最新のデザインのドレスが
シャンデリアの灯を受けてきらきらと輝くのが見えるようです。

あこがれの貴婦人に心奪われる心情を
館に閉じ込められてしまう、と歌っていますが、
それはさながら
小さな金色の鳥かごに閉じ込められた小鳥が
歌うメロディーのようです。

鳥かごにかちゃりと鍵をかけられてしまい、
がちゃがちゃ、出して下さい!
と訴えますが、彼女はくすくす笑うばかり。
あ、でもホントは出たくないかも。。
と、恋の駆け引きを楽しんでいる様子。

。。まあ、勝手に楽しくやっててください~
という感じの
キュートな一曲です。

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by leventmurmure | 2011-09-23 23:59 | musique
ご近所探訪。。

週末の午後なので、「マッターホーン」の喫茶室はちょっと混み合っている。
話し声や笑いさざめく声、食器のかちゃかちゃと触れ合う音が絡み合って、
ふんわりしたもやのように店内を満たしています。
BGMが流れていないので、この素敵なざわめきが、
暖かく軽いショールを肩にまとったようにほっとくつろいだ気分にさせてくれます。
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お客さんは女性がやはり大半を占めているのだけれど、
ここでは、割と年配の女性グループを見かけることも多い。
きっと何年も通っていらっしゃるのでしょう。
何かの集まりの帰りか、揃って着慣れた着物姿でティータイムを過ごしている佇まいが
もう、すっかりお店の雰囲気に溶け込んでいて、
さながらこの方達のために作られたお店のような気がしてきます。。
いえ、その通りなのです。

昔から、おしゃれでありながら家庭的なこのお店に来ると
「ダミエ」というバタークリームのケーキなど食べたくなります。
あ、でも、ちょっとおおぶりなモンブランや季節のショートケーキなんかもいいですね。
この界隈で子供時代を過ごしたひとにとっては、バースデイケーキのイメージでしょう。
複数の知人から、マッターホーンといえばバタークリームのバースデイケーキ、と何度も聞いたことがあります。

レモンティーを飲みながら、「ダミエ」をぱくついていると、
先輩女性グループの会話が、断片的にほわほわん。。と、もやのように目の前を通過していきます。
断片ですので、全体像は分かりません。
が、ガールズトークもベテランの域、声色も低く落ち着いて、
子守唄的な癒しの効果さえあるといえます。

この心地よい「もや」に包まれるためにお茶を飲みに来るのです。

昔から変わらない店内ですが古びた感じはまったくなくて、静かなのに暖かい活気があり、誰が訪れても自然にくつろげる雰囲気です。
ここで、居心地の悪い思いをする人はあまりいないと思う。。
それって、とても素敵でしょう?



マッターホーンでは、壁にかかったたくさんの絵も楽しみのひとつ。
鈴木信太郎画伯の油絵が中心だそう。
あたたかく生き生きした色彩と、素朴なモチーフの作品は
楽しくて、眺めていると気持ちがのびのびとする。

ペーパーバッグの、フォークロアな女の子モチーフの絵も鈴木画伯の作品だそうです。
可愛いので、少しだけお菓子を買うときも、必ずこのペーパーバッグにいれてもらいます。

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学芸大学マッターホーン
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by leventmurmure | 2011-09-20 12:37 | dairy

「Green」-P.ヴェルレーヌ

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P.ヴェルレーヌに「Green」という詩がある。 
この詩は、作曲家に人気があって
ドビュッシー、フォーレ、アーンなどが曲をつけています。
(アーンは「グリーン」ではなく、「Offrande-贈り物」というタイトルをつけています。)


ひとつの詩に複数の作家が曲をつけるのはこの時代にはよくあることで、
同じくヴェルレーヌの有名な「Clair de lune-月の光」にはやはり
フォーレとドビュッシーが曲を書いています。
しかもドビュッシーは、時間をおいて2曲を書いています。
もう一度書いてみよう、と思わせるのですから作家にとって特別に魅力ある詩なのでしょう。



さて、「グリーン」ですが、
自分のときめくハートを取り出して差し出そうというほどの情熱にかられて
愛するひとのもとへ駆けつける恋人の姿が歌われています。

そのシーンは。。
とても寒い早朝。
朝露に髪が濡れて、そのしずくが額で凍りつく、
というくだりがありますから
まだ、日も上りきらぬうちに走ってきたのでしょう。
足元も露に塗れ、身体も冷えきっているようです。

草地でも駆けて、たどり着いたのはコテージのような家かもしれない。。
想像の膨らむところです。
朝もやが立ちこめ、息せき切って胸いっぱい吸い込む冷たい空気がまさにグリーンに染まっているよう。
エネルギーに満ちたこの朝の世界そのものを、
愛する人に捧げたい気分でしょうか?

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私が練習したことがあるのは、ドビュッシーの作品ですが、
朝の光の輝きに満ちた躍動感あふれる作品です。
スキップのような8分の6拍子に始まり、
中間部のピアノのアルペジオは吹き抜ける風のように輝かしくて、
草を踏んで駆けると、その冷たさに頬が痛いくらいです。
メロディも少し浮かれた恋の気分そのままに、気まぐれのようにうねり、アップダウンします。

後半はまだまどろみの中にある恋人のもとにたどり着いたシーン。。
朝の静寂に満たされた寝室に飛び込むと
室内はほんのりと暖かく、
思わず、愛する人がそこに無邪気に眠っていることの幸せをかみしめます。

冷えきった身体をあたたかな恋人の胸に預け、
「この幸せの嵐が静まるまで、君が休んでいる間このまま眠らせて。。」とつぶやくようなフレーズで曲は終わります。




この詩について、練習に付き合ってくれたピアニストさん(仮にミドリさん)と話していたときのこと、
私がふと、「ヴェルレーヌは男子とばかり付き合っていたらしいから、
自分の体験から書かれた詩なら、ベッドで寝ているのは男子だネ」
というと、え!っと叫んで眉をひそめました。
ミドリさんは、熱心なカトリック教徒です。
そーゆーのはダメ、と目をつぶって首をふります。

ダメ?と聞くと「ダメ!」だそうです。
あまり突っ込んで、もう弾かないと言われたら困るので
触れないことにします。
弾けないものだらけになっちゃう。。

朝の清浄なエネルギーと、胸にわき上がる恋心の躍動が一体となって
移ろいやすいオーロラのような色彩を描いているこの一曲をを楽しむのに、
恋の相手の性別はあまり、重要ではないでしょう。

また、もしかしたら若い男女の情景を描いたものかもしれませんし、
この詩を書いた頃、ヴェルレーヌはまだランボーと蜜月にあったそうですから、
仮にヴェルレーヌが、若い恋人のもとへ
うきうきとスキップしていったのだとしても
それも、なかなかによい光景です。



そして。
ミドリさんの演奏は、ダメ!と言ってはいたものの、
とても情熱的でダイナミック、私の声が消し飛ぶほどでした。
しかも音色も艶っぽく美しく、
未熟な私にはとてもチャレンジングなこの曲を、存分に楽しむことができたのでした。

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by leventmurmure | 2011-09-16 20:25 | musique
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闘病もの?はちょっとヘビーそうなので、読んだことがない。
が、この本は私のイメージしていた闘病ものとはまったく違っていて、
その日のうちに夢中で読み終えてしまった。

私も20代の頃、著者と同じくステロイド剤を長期服用した経験から
ちょっと辛くて、読み飛ばさずにはいられない箇所もあったけれど。

患っている本人だけではなく、
周囲の家族や友人がそれぞれに複雑な心情であることや、
信頼する主治医に見守られていても、
誰にも立ち入れない、自分一人で引き受けなければならない領域があることに
ひとつずつ、著者の更紗さんが気づいて
心境が変化してゆくプロセスに
自分の体験も重なり、思わず深くうなずいた。

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更紗さんの文体は軽く、明るく、速くて
読み進むうち、涙が出たり、笑ったり。。
笑えるエピソードが入っているからではなくて
彼女が客観的に自分を観察しているから、
それこそ、彼女がこの体験をし尽くしているということで、
だから、読んでいても辛くならないのです。

そして、
サーフィンみたいに毎瞬、大きなエネルギーの流れにのっていくような
彼女の激しくも美しい生き方に触れると、
このストーリーが、
私自身のものでもあり、すべての人に共通のものであることに気づく。

私たちが更紗さんのなかにみた、命の輝きを
ふと自分のなかにかいま見る。

更紗さんも言ってます。


「今日も、みんなが、絶賛生存中」
       --「困ってるひと」大野更紗著 より--


人生、どんな時でも楽しんでいよう。
にっこり笑って行こう、
と思える一冊!!
でした。
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by leventmurmure | 2011-09-10 11:00 | book

神楽坂で。 -La Champagne

所用で神楽坂へ。。
一本裏道の軽子坂を上がると行き止まり。
道なりに小道に入りました。
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神楽坂は誘惑が多すぎます。
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
なかなか進みません。
ランチはどこでとろうかしら?
行きもあちらこちら気になるお店がありましたが、
帰りも、和菓子屋さん、パン屋さん、ショコラティエ、器屋さんにギャラリーと
なかなか進みません。


ふと、いい香りに誘われて入った小さなお店はどうやらシャンパンバー。
コルクを連ねたかわいいデコレーションの奥から香るのは
やっぱり!
ビスクでした。
ランチセットはたっぷりの温野菜と、メゾンカイザーのパンを添えて。
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食後に、バジルとパイナップルのソルベを差し出して下さったマダムが
とても素敵な方でした。

フレンチの料理人である、マダムのご主人は、
シャンパンとラングドック ルーションのワインの輸入も手がけていらっしゃり、
シャンパンバーの数軒先には、ワイン中心のバーも2軒あるのだそう。
(もちろん購入もできるそうです)

ラングドックのワインは今でこそ、
某チェーン店がデイリーワイン中心に取り扱ったのもあって
よく知られるようになりましたが、
イデアルさんではそれより前から直輸入しているそうです。

おいしかったビスクもご主人にお料理を習ったマダムの手になるものです!

私はシャンパンは頂きませんでしたが、
他のお客さんのグラスの触れ合う音が何とも心地よかったです。
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             お店の名前はLa Champange

マダムとのおしゃべりをたっぷり楽しんで、外に出ると夏の空。。
伺ったワイン買い付け旅行のお話に南仏を思い浮かべながら、歩きます。

ああ、まだ神楽坂上。。。
いつになったら降りられることやら。。
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by leventmurmure | 2011-09-04 19:40 | eat

秋近し?

台風が近づいているよう。

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雲は夏の名残り。
でも、嵐の前の気まぐれな風がかすかに秋の香りを運んでいる。
この台風が夏のあれこれを吹き払って去ったら、秋の扉が開くかな?
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秋になると、なぜか生産的?気分になります。
新しいレシピでお料理してみたい、
気になっていた歌曲に取り組んでみたい、
ご無沙汰している友人にあってみたい。
ちょっと刺繍なんかもしてみたい。
他にもいろいろ。。。

日差しが緩んで、ちょっとほっとして、
意外と、リスタートと変化の季節なのかもしれないね。。
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by leventmurmure | 2011-09-01 12:04 | dairy