私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2011年 12月 ( 8 )   > この月の画像一覧

a0222263_12219100.jpg




























楽しみにしていた「馬車道ピアノサロン」での歌の練習。
しかも今年の歌い納めというのに、喉風邪を引いてしまった不注意な私。。
前回ここを訪れた時も喉風邪をひいていたっけ。。
よく演奏家で「そこまでする??」というくらい用心深いケアをする方がいるが、やはりどんなにしてもし過ぎということはないのだな。。

前日に喉が痛くなって慌てて近所の内科に行き、たくさん薬を頂いた。
「これで早くよくなりますよね?!」とわたし。
「一応経過は軽くなるとは思いますけど?」と先生。
「明日歌を歌いたいんです。明日なんですけど!」
「。。。それでは、あ〜。。そのように祈りましょう。。」
と「碑文谷内科」の先生が一瞬あきれたのち優しく言って下さったので、おとなしく過ごす。
(先生は、ローズピンクの上衣に黒のパンツ姿だった。内科医のコスチュームとしては、ちょっと変わっているな。)
普段は「自然な経過。。」などと言っているくせに、じゃんじゃんお薬も飲む。



サロンにて、調子がいまいちながら、あれこれ考えて組み立てたプログラムをさらってみる。
歌の間には、ピアニストさんにピアノ曲も少し弾いて頂く。
プログラム作りというのはとても楽しい。
曲の組み合わせ、順番によって様々な世界を再現できる。
今日のプログラムはフォーレ、ドビュッシー、デュパルクなどのフランスものを中心に全部で12曲。
ピアノのソロ曲の他、違う器楽曲を組み合わせても素敵だろうな。。

ピアニストさんや、聴きにきたエヌにアドバイスをもらったりした。
この2年ほど、ピアニストのNちゃんにお付き合い願って2人で練習を重ねてきた。
そのささやかな果実を手にした気がして、とても嬉しい日になった。。

来年はこのプログラムに合う雰囲気の空間で演奏してみたい!!




a0222263_12215383.jpg














近くには歴史博物館。。

いつも読んで下さっている皆様ありがとうございます。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
来年もよろしくね。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-31 13:39 | musique
a0222263_19525674.jpg

























お片づけ真っ最中。
春頃に友人から、流行のこんまりさんのお片づけ術
「人生がときめく片付けの魔法」を教えてもらって、「片付け祭り」を開始したのだが、夏の暑さに一時断念していたもの。
しばらく前から再開している。
アレルギーで手がめちゃ荒れやすいので、一度にたくさんは出来ない。手袋着用で地道にやるしかない。
いつかは終わるのだ。そのはず。。

こんまりさん流を知ってからというもの、お片づけに対するイメージがすっかり変わった。
「捨てるものを選ぶのではなく、手に取って心がときめくものだけに囲まれて生活する」
という基準で片付けて行くのだ。
なので、お片づけの作業そのものが楽しい。
自分は何が好きなのか?これを着て何をしたいのか?どこに行きたいのか?このビーズや糸やリボンで何を作りたいのか?
私の好みの世界って?
と思い切り自分の気持ちを聞いて大切にしてあげる訳だから、自分に対して、何ともいえない愛しい気持ちがわいてくる。
そして、自分の今の価値観、これからどんなことをして行きたいのか、そしてその時どんなものと一緒に生活して行きたいのか、
と根本的なことを自分に問うことになる。

逆に、すでに今の自分の気持ちや価値観にそぐわない品々は
まさに自分にぴったりこなくて、
なんとなく淀んだ気配やエネルギーが漂っていて、疲れもわいてくる。
よって、気持ちをなるべくフラットにしつつ集中して片付けて行く。
こんまりさんいわく「お片づけは自分と向き合う作業」というのがよくわかる。
音楽もかけず、ひとり静かにお洋服や持ち物を取り上げて仕分けてゆく。
これはもう、ほとんど瞑想と同じなのではないかと思う。

そのようにして、かれこれ半年くらいとぎれとぎれに地道に瞑想し続け、片付け続けているのだが、
ここのところ今までと違うなと思うのは、年末ゆえ世間全般に「年末のこの期間に片付けてさっぱりしようっ!!」
という雰囲気が満ち満ちていることだ。
世の中そのものが「片付け祭り」真っ最中なのだ。


しかし私はもとから、日常の中にハレの日とケの日を作って分けるのを好まない。
ウチは自営業ゆえ、ウィークデイとウィークエンドのメリハリすらあまりないし、
それより、ある日を「特別」にしてしまうと、じゃあそれ以外の日の立場がないじゃん。
どの日も大切にね。という気持ちになってしまう。
よって、クリスマスだの、年末年始だのいわゆる「ハレの日」を特別に取り上げて、どたばたするのは好まず。という訳だ。
なんだか、世の中の秩序に単にいちゃもんをつけているだけ感もあるのだが。。

それに、ある日を特別にしたから別の日が特別でなくなるというのは相対的な考え方で、
毎日を特別とすればいい訳なので、
ものは考えようというだけのことかも知れない。。

「不思議の国のアリス」のなかで、
「マッドハッター」がお茶会をするにあたり
「何でもない日おめでと〜!!」
と思い切りお茶をぶちまけて注ぎながら歌うのだが(ディズニーの絵本では)
子供のころ、この帽子屋とウサギが不気味で、こわい〜よ〜。とそのページを避けて読んだものだが、要はそんな気分だ。


しかし、本当に「なんでもない日」を大切に過ごしてきたのなら、この年末年始の盛り上がりとは距離を置き、
普段通りのペースで過ごすことに問題はないのだが、
未だ完了していない「片付け祭り」を思うと、主義には反するが、今は世の中の「ハレの日」ウェーヴに乗らずばなるまい。。
しかも、今年は色々なことがあったので、少しでも身辺を片付けさわやかに新年を迎えたいという気持ちが世の中にあまねく行き渡っているのがよく分かる。
私もそう思う。

そういえば、先日の月食のあと、日本では観測できなかったのだが、南半球で彗星が飛んだ日があったそうで、
その名も「ラヴジョイ彗星」というのだそうだ。
なんと素敵な名前。素敵だ。。
愛する人やものに囲まれ、喜びを与えて受け取る。。ラヴ&ジョイな来年にしよう!!


a0222263_195314100.jpg






















エプロンかけるとやる気がでます。。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-29 20:00 | book
a0222263_23165030.jpg



























最近いくつかの神社を訪れた。
お参りのツボを教わる機会があったので、実践してみたくて。。
といっても特別に難しいものではなく、ざっくり。。

まず、足の裏から息を吐き、そして吸い上げる。
呼吸にのって自分が地球の中心に繋がるまでゆっくりと繰り返す。
これでグラウンディングができる。
それから、頭を下げて、柏手を打つ。そこで普通はまた頭を下げて終わるのだが
その前にゆっくりと神社に祀られた神様のエネルギーをかんじる。というもの。。

数をこなすと、それぞれの神社のエネルギーの違いが分かって楽しい。。
という趣向なのでトライする。

先日のこと。
偶然通りかかった自由が丘にほど近い奥沢神社の鳥居をくぐった。
奥沢神社は割と小さな敷地が、立派な社殿と古木でぎっしり埋まっている感じで、鬱蒼とした木立の向こうの方に空が見える。
教わった通り、頭を下げてからパンパンッと柏手を打つ。
とたんに、頭のてっぺんから足の裏を通って、さ〜っと走り抜けるようなエネルギーを感じる。
ほとばしる滝のような、あるいは空を駆け巡る龍のような。
龍のことはよく知らないけれどなんとなくそんな感じ。。

以前、私の主治医の先生が寝る前に読む本として
ミヒャエル•エンデの「果てしない物語」を薦めて下さったことがある。
その頃私は、とても寝付きが悪くてほとほと困っていたのだが、
そういうときには細かく難しい話ではなく、
現実離れしたようなアドヴェンチャーが向いているとのことで
この童話を選んで下さったのだ。
その「はてしない物語」に幸いの竜フッフールという龍が出てくる。
少年アトレーユがファンタージェン国の君主「幼心の君」の病を治す術を求めて旅するのを、その背にのせて助ける龍だ。
陽気でめっぽう楽観的、のんびりしていながら勇気あるキャラクターで、
その声は青銅の鐘のよう、身体は真珠貝色のうろこにおおわれて輝いている。

奥沢神社とはかけ離れた世界なのだが、
目を閉じて「元気一杯」という感じの神社のエネルギーを味わっていたら、幸いの竜フッフールを思い出した。

境内を出て振り返ると、鳥居に藁で作られた長〜い龍が巻き付いていてびっくり。
あとで、調べたら大蛇らしいのだが、なんだか龍みたいだった。
来年は辰年。
龍のエネルギーが、うきうきと陽気にうねる「幸いの竜フッフール」のような楽しさを連れてきてくれますように!



a0222263_23172834.jpg
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-25 23:20 | book

今日は冬至

今日は冬至。
一年のうち一番太陽が低く、よって昼間の時間も一番短い日。
古い暦では冬至は一年の始まりだったそうで、

「古代においては、冬至の前後になると太陽の力が弱まり、人間の魂も一時的に仮死する。すなわち、陰極まれば万物みな衰えて死に、太陽の帰り来る「一陽来復」によって再びよみがえると考えられ、日本ばかりでなく緯度の高い西欧でも古くから「冬至祭」が行われてきました」
そして、
「冬至は太陽エネルギーの転換点であるため、来年に向けた思いを実現化させるのが一年のうちで最も行いやすい日です。」
とは、私のお気に入りブログ「八雲ブログ」の記事から。。

太陽が一年のサイクルを終え、一旦弱まってもう一度目覚める日、ということかな?
だからこの日に描いたヴィジョンは、太陽のエネルギーが新しいサイクルで満ちてゆくのと一緒に育っていくのだろう。


今日は朝のうちはくもっていたが、午後空を見上げると、雲のヴェール越しに太陽が。。
直視しても大丈夫なくらいに柔らかな真珠色の光だ。
神秘的な感じもする。


a0222263_2148959.jpg



願望を数え上げるのがなんだかピンとこなかったので、
こんな風でありたい、という自分の世界を思い描いてみる。
想像するのは好きなほうなので、
好みの空間にいる自分、その安心感、あたたかさ、ときめきを存分に味わう。
好きな香りや音に囲まれて、とても満たされた気持ち。
ちょっと具体性に欠けてしまったが、自分の世界のエネルギーを味わっている。という感じ?


早々と西の空に移動した太陽も、生まれたばかりの赤ちゃんがまどろむような
パステルカラーの優しい光を放っている。




a0222263_21475497.jpg

























日暮れが早いので、急いで出かけて行くと、
街はクリスマス直前の雰囲気に満ち満ちている。




a0222263_21482632.jpg















ご近所は小さなお店が多いので、
デコレーションも大げさでない暖かみのあるものが多くて、
ちょっと寒いけれど散歩も楽しい。



a0222263_2147666.jpg













明日からは、少しずつ日が長くなり、
太陽のエネルギーもアップしてゆくということ。
嬉しいです。。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-22 22:22 | dairy

モンブランはお好き?

今日のウジタさん
a0222263_11353822.jpg






















今日はモンブランをチョイス。
フランスの栗を使っているとのことでしたが、上品な白っぽいベージュ色でお洋服にしたらいいかも、という感じの色合い。
まさにモンブラン。。

香り高いマロンクリームの中の真っ白なクリームが想像以上のふんわりした柔らかさで、
マロンクリームを支えていられるのが不思議なくらいふわふわでした。
下のタルト台は、以前頂いてとっても美味しかったカフェタルト同様、
とても厚みがあって、中にはぎっしりアーモンドクリームがつまっています。
モンブランの台はメレンゲ、というイメージですがこちらでは食べごたえのあるアーモンドタルトです。
かりかりのパートフィロでくるりと包まれた姿はブーケのようで、清楚で軽やかな雰囲気でした。


a0222263_11352113.jpg















以前読んだ「西洋骨董洋菓子店」というコミックで、お菓子の選択に迷うお客さんに
「意外にモンブランが男の方はお好きですよ」
と洋菓子店「アンティーク」店長の橘さんが言っていましたが、そうなんでしょうか?
確かにウチのエヌもあればすかさずモンブランを選ぶし、
今日も一人で来店した男性がいかにも、自分用。ほくほく。。という感じでモンブランを選んでいました。
マロンとコニャックのハーモニーがいいのかな?
マロンとメレンゲの組み合わせかな?
まあ、女子ほどお菓子に対してチャレンジングではないから
古典的定番を選びがち、という気もしますが、
ショウケースの中のモンブランを指差すお客さんの姿はちょっと可愛いものがありました。。




a0222263_113568.jpg





















この間は時間が遅くてしまっていた、すぐそばのサレジオ教会のドアが開いていました。
カトリックの教会にはあまり詣でた??ことがないので、少し緊張して脇の入り口からそうっと中に入れて頂きました。
飾りつけの整ったお堂の中は、静かにクリスマスを待つ雰囲気。
だれもいなかったので、一人手を合わせましたが、
思いがけず素敵に嬉しいひと時となりました。
いつか、「あなたをマリア様が待っている」とここに来ることを薦めてくれた友人がありましたが、その言葉がすうっと腑に落ちる気がしました。
すべてを包み込むような、大きな温かさと静けさがそこにはただ満ちていて
見上げたらいつでも私たちの上に降り注いでいたのです。
目を閉じていると、自分の内側にも広々とした静けさが行きわたり、
柔らかい明かりにかげりなく照らされているような気持ちになりました。
言葉にならないような気分です。
彼女はこれを教えてくれたかったのかもしれません。
ありがとう〜。また、来てみたくなりました。。


夕暮れ、北風が吹き始めて空気が澄み渡り、桜並木の向こうの夕焼けが薔薇色でした。
ほっこり気分のまま急いで家に帰りましょう。。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-17 11:42 | dairy

この世にパーレただ一人

a0222263_205636100.jpg






















今日の空はマットな薄いグレー。
外を見ても時間がよく分からない感じの空。お昼を過ぎても気温が上がる気配もなし。。
風もなく、空気が冷たくピンと張って静寂を守っている。

そわそわと不安がわいてくるような、ちょっと苦手な空模様を眺めていたら
ふと、思い出した童話。
「この世にパーレただ一人」というお話があった。ような気がする。。
子供の頃の気に入りの童話全集に入っていて、繰り返し読んでもらったはずだ。

早速検索してみると
シースゴールという北欧の作家の書いたお話だった。

主人公のパーレという男の子(自分に重ねていたらしく私の記憶の中では女の子だった)が、朝目覚めるとだーれもいない。
家の中にも外にも人も車もいない。
そこでパーレはしーんと静まり返った街に出かけて、この時とばかり普段できないことを片っ端からやって見る。
お店でお菓子を勝手に食べたり、車や飛行機を運転してみたり。。。
記憶が定かでないが、しかし、子供一人では日常生活はままならないのであった。
そこで、目が覚める。
みたいな軽い教訓付きのオチで終わったと思う。

しかし、私の心にくっきりと焼き付いているのは、そのストーリーではなくて、
パーレが一歩街に踏み出して行った時の不自然な静けさだ。
今日の空のようなちょっとぴりっとした緊張とおそらくは寒さ、
現実味のない不安がもやのようにわき起こってくる気配。
街なかというのに、何の物音もしないという不穏な空気が全編にうっすらと漂っている。

大人になってから、
ジョルジョ•デ•キリコの有名な「街の神秘と憂鬱」という絵をを初めて見た時、
あ〜これ、パーレの世界だ!!と驚いた。
誰もいない通りを女の子が輪っかを棒で回しながら走ってゆく後ろ姿が描かれた絵である。
絵画の方は、実際には日差しの陰影があって寒くもなさそうだし、南国風のアーチのある建物の向こうには人影も見えているから「ただ一人」ではない。
だが、あのしんとした無音無風の張りつめた空気は私の印象の中のパーレの世界にとても近かった。
人気のない通りに、女の子の回す輪っかの音がカラカラと響くかもしれないが、それもすぐに静寂の中に吸い込まれて消えてしまう。。
一人駆ける女の子がどこから来てどこへ行くのか、
一人遊びを楽しんでいるのか、その感情もよくわからない。
見慣れた現実が突然夢の世界にすり替わってしまったような不安感が、パーレの世界にぴったり重なるようだった。


a0222263_20551183.jpg



ちなみにこちらのブログで、このお話の感想を子供に聞いたお母さんのエピソードが面白かった。(検索中に発見)
こんなことが起きたらどうする?と尋ねると
女の子は、「お米を作ったりお裁縫をしたり、お仕事をする」
と答え、
男の子は、「お店からプラモデルをかっぱらってきて好きなだけ作る」
と答えたそうだ。
女の子の出来過ぎた答えはよく聞くと、幼稚園の先生と話し合った結果の答え、
男の子は「かっぱらう」と言う時に、「悪いことだけどいい?」と前置きして口ごもっていたのだそう。
可愛いですね〜。

それから、その記事に対するコメントも興味深かった。
「私はこの本を親にプレゼントされて深く深く傷つきました。自分はこれくらいわがままな人間だと思われていると知り、泣いた。」
というものだった。
これには、ちょっと驚いた。
幾つぐらいのとき、そんなにも傷ついたのかわからないが、
小さくても「自分はわがままなのかもしれない」という気持ちがすでにあったからこそ傷ついたのでしょうね?
ひとは一体幾つくらいから「自分はわがままなのかもしれない」なんてことを思い始めるのでしょう。

そして、自分の子供の時のことを振り返ってみると、
「パーレ」を読んでもらっては、なんとも言えぬ不安と寂しさにとらわれた私は
「何故、母はこんなに怖いお話を私に読んできかせて平気でいられるのだろう」と、軽い怒りを覚えたのをふと思い出した。
読んでとせがんでおきながら、聞いたらやっぱり怖かった。。のでしょう。
私の場合、逆ギレとは違うかもしれないけれど、少なくとも「わがままなのかもしれない。。」などとは思わなかったようで、ただわがままだったみたいですね。

私の中で、ちょっとシュールな印象の童話。でした。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-14 22:22 | book
ご近所探訪。。その6

職人さんなどの熟練のお仕事を見るのは楽しいものだが、
そんな仕事姿が見られるお店先というのは
職人さんにとっての、ステージのようなものでもあります。

そんな訳で今日は「勝手にお仕事拝見」。。

武蔵小山に行ったら「アマメリアエスプレッソ」でコーヒーを飲む。
美味しいコーヒーはもちろんだが、
店主のお兄さんがコーヒーを入れる姿を見るのが私の楽しみのひとつ。

以前店内に置いてあった雑誌に、アマメリアさんの「店主への道」というインタビュー記事があった。
なんでも、開店当時お店がまだ落ち着かなかった頃、
近所に大手のコーヒーチェーン店などができてしまったりもあって、来客数も思うに任せなかったそうだ。
そんな時アマメリアさんはご自分のブレンド?焙煎?が開店前とは違ってきているのに気づいたのだそうだ。
そして、これを修正するべく、閉店後にしていた焙煎のお仕事を
疲れていない、朝のクリアな時間帯に変えたのだそうだ。
そして、コーヒーの味を調整して、「これでよし」と思ったところ
なぜかその頃から、安定的にお客さんが増えてきたのだそうだ。
ざっくりそんな記事だったと思います。

いつか、腹話術の「いっこく堂」さんも同じようなことを言っていた。
デビュー前、くる日もくる日も腹話術の技術を一人黙々と模索し続けたそうで、
それが結構長い期間続いたということだったと思う。
そして、ある時自分のスタイルが「できた」と自分ではっきり分かった時があって、
その後、急に仕事が舞い込むようになったのだそうだ。
なんだか説得力のあるエピソードですね。。

まあ、どんなお仕事でも(特に職人的な要素のある仕事ならなおさら)続けて行くうちはずっと改良、向上していくものですから、「これでよし」もスタート地点に着くためのレヴェルの「これでよし」で、
「いっこく堂」さんもテレビで見るたび、技が驚異的に向上しているのが分かります。
(ああっ、この記事を書いている途中、音を消してつけていたテレビをふと見ると
いっこく堂さんが出ている!シンクロ。。)


a0222263_214017.jpg




さて、アマメリアさんのコーヒー抽出姿というかお仕事ぶりは、静かな集中とリラックスとが同時に感じられてなんとも素敵、ほっとした気分になれるのだが、
この雑誌記事を読んでふ〜ん、と納得した。
「これでよし」という雰囲気が自然ににじみ出て、
「それでいいんだな。」とお客さんを安心させるのですね。

昔からコーヒーやさんの「マスター」といえば、寡黙なイメージで、
黙っていれたコーヒーを、カウンター越しに静かに差し出し、
黙ってお客さんを受け止めてくれる、みたいなキャラクターを思い浮かべるけれど、
ちょっと世代が違いますから、こちらはもうちょっとドライな感じですけど。

コーヒー屋さんはこの何年かでニュータイプが一気に広がったようで、
コーヒーが美味しくて、寛げるお店が増えましたね。
このアマメリアエスプレッソでも豆を選ぶと、ドリップ、フレンチプレス、エアロプレスという3種類から抽出方法を選ぶことができる。
尋ねると、それぞれの特徴を教えて下さるが、そのお仕事ぶりが引き立つのはやっぱりドリップですかね。
慌てず騒がず、コーヒーが落ちるのにまかせて、とっくりと一杯をいれて下さる。
お客さんは、それまでの束の間はコーヒーが落ちてくるのを眺め、ただ待つのみの何にもない時間。
一句詠めそうな余白の時間です。


a0222263_2141020.jpg


























こちらは、フラットホワイト。ダブルエスプレッソにフォームミルクの組み合わせで、濃いめのカプチーノという感じ。
ラテアートの ミルクの模様も泡がクリーミーだからとってもきれい。。

インテリアもロンドンな雰囲気で、暖かみがあって、私はとても好き。。
居心地よすぎでいつももう少しもう少し。。と帰るのが遅くなってしまいます。


a0222263_21402568.jpg






お店の外でご主人の帰りを待つ。。
寒いですナ。。
勝手に撮ってゴメンね。
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-06 22:12 | dairy

ノエルまで。

午後雨が上がったので、ちょっと散歩に。。
少し寒いので、我が家から一番近いニューフェイス「ウジタ」さんまで歩くとしよう。
桜並木の葉っぱがもうずいぶん落ちている。
雨上がり、湿度のある空気が桜の葉の紅に染まっているよう。

ウジタさんにて、今日もまたお薦めを伺うと、
「地味ですが。」とおっしゃってシュークリームを薦めて下さった。

a0222263_020441.jpg








濃いめのブラウンまでしっかり焼き込んだ厚手?のざくっとした生地に
色白のカスタードクリーム。
最初の一口がちょっと感動。。!!
こんなに香り高いバニラは初めてかも。。

コーヒーを運んでくださった女性(ウジタさんの奥様かな)にお伝えすると、
「ちょっと値がはるのですが、タヒチのとてもいいバニラなんですよ」
ぱっと笑顔が広がり、嬉しそうにおっしゃる。
その誇らしげな表情がとても素敵。
ご自慢の一品なのですね。とてもよく分かります。
確かに地味ですが、中にひそんだあたたかで華やかなバニラの香りを楽しむためのイキなお菓子です。


a0222263_0202366.jpg













あっという間に夕闇が降りてくる。
ノエルの頃までのあと何週間、まだ日がみじかくなる。
ちょっと寂しい夕暮れ時だが、
この季節の灯りのあたたかさ、輝きが私は大好き。




a0222263_020477.jpg





サレジオ教会のイルミネーションも。。
こちらのイルミネーション、数年前にLEDに衣がえしたのだが、それまでは昔ながらの赤や緑のぼんやりした「電飾」だった。
なんだか暗いな〜といつも思っていたのだが、
こうしてブルーのイルミネーションが輝いていると、あのレトロなあかりも少し懐かしい。





a0222263_021870.jpg



イエスキリスト誕生の場面の馬小屋。
眺めているママと女の子が2人でキャロルを歌っていました。


マリアさまにお祈りして帰ろうかな?
とめずらしく殊勝な気持ちで脇の扉を押しましたがさすがに遅過ぎたよう。
しっかり鍵がかかっていた。
また出直しましょう。。


a0222263_0212390.jpg
[PR]
by leventmurmure | 2011-12-04 00:36 | dairy