私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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「重ね煮」という調理方法を教わった。
すごくおいしい...!!
「重ね煮」なので材料を重ねて煮てゆく調理方法で、
特に目新しいこともないような気がしたのだが、
お借りした「わらのごはん」--船越康弘 船越かおり著 を見つつその通りに作ってみる。
作り方はとても簡単で、材料を刻んでお鍋の中に一種類ずつ層をつくって重ねてゆく。
その上にお塩をひとつまみ。
蓋をして弱火で蒸し煮にする。
蒸気が逃げないよう蓋はきっちりと。。それだけ。。

まずはトマトソースを作ってみた。
にんにくをオリーブオイルで香りがでるまでいためる、その上に回し切り(薄く切ったくし切りみたいなかんじ)のたまねぎ、その上に千切りのにんじんを敷き詰め、ゲランドのお塩をふって、ビタミン愛(おいしくなってね♡という気持ち)をふる。
蓋をしてごく弱火でただ待つのみ。
トマト缶を別のお鍋にあけてこちらはそのまま半量くらいまでやはり静かに煮詰める。オイルはなし。
最後にすっかりしんなりと一体化したたまねぎにんじんのお鍋にトマトを投入、味を整える。
スパゲティに和え、エクストラヴァージンのオリーブオイルを回したら。。。
もうホントにおいしい。
素材の一体感。味のハーモニー。材料にはないはずのなんだかおいしい味がする〜。
身体にしみわたる感じもごく穏やかで自然で、ほっと気持ちが静まり力が入っていた身体がリラックスするような。。

昨夜の何とも言えぬ満足感にすっかり気を良くして
今日の朝も再びトライ。
冷蔵庫にあるものは。。。??
今日はオイル無しで
しょうが、ピーマン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、チキン。の順にここだけはちょっとマジメに積み重ねる。
今日は流行りの「塩麹」を少しふりかけ、ビタミン♡を。そしてきっちり蓋。
もうこれもホントにおいしい。
ちょっとCotelette d'agneau a la boulangereに似た感じ。。
この料理はしっかり炒めたたまねぎをじゃがいもとともに型に敷き詰めその上に羊肉を置いてオーヴンにいれっぱなしにするものだが、私は冬の時期に時々作る。
パン屋さんが、朝のうちにオーヴンに入れておくと仕事が終わる頃夕飯時には出来上がっているということから
ア•ラ•ブランジェール。
でも、こちら「重ね煮」は野菜を炒めないからもっと軽い味わい。
特に、野菜の水分だけでじっくり蒸し焼きになったじゃがいもがねっとりとしておいしかった。





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さて、この「重ね煮」のポイント。
マクロビオティクなどの自然食に関心のある方ならピンと来たはず。
そう、材料の重ね方にヒミツがあるみたいです。
野菜の中でも、たまねぎ、人参のような根菜類は根を張って下へと伸びてゆくもので、
逆に葉野菜などの類いは上へと伸びてゆくもの。
お鍋の中に上へ向かうエネルギーを帯びたものを下に
下に向かうエネルギーを帯びたものを上に配置することで
弱火加熱した時にそれぞれのエネルギーが出会い、対流し、調和するようなのだ。
あの、材料にないはずのなんだかおいしい味、は
それぞれの野菜の持ち味が、火というエネルギーを介して存分に発揮され融合したものなのだと思う。

以前にマクロビオティクの勉強をした。
食べ物はそれぞれの個性として陰陽の両極のレンジの中のどこかの性格を帯びていて、
そのバランスのとれた食事で身体をつくることが食養生ということだった。
そして、現代の生活では身体が陰性に偏りがちということから
玄米菜食のなかでも、薦められる食事は陽性寄りのものが多かった。
陽性とは、活力、陽気であるが、
同時に求心力、引き締めまとまってゆくエネルギーでもあり、
ずっとそんな食生活をしていたら
元来身体が緊張しがちな私は、なんだか窮屈で息苦しい世界がすっかりイヤになってしまった。
知識はあっても自分に活かせていなかったのだろう。

わらの「重ね煮」はこの陰陽の摂理に素直に従った調理方法だと思う。
自然な形で素材が生きている。
食べ物はその命を差し出して私たちを助けてくれようとしている。
そのことが説かれずとも自ずと伝わってくる、優しいお料理だ。
作り置いても、オイルを使わなければ酸化が進まないので少し日持ちもするらしい。
免疫力もアップするとのこと。
レパートリーを増やして行きたいな。



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by leventmurmure | 2012-02-23 23:15 | eat

雨水--春はもうすぐ


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今日2月19日は二十四節気の「雨水」。
降る雪が温んで雨にかわる頃。という意味らしい。
しかし、一昨日の夜は湿った雪がはらはらと風に舞っていたし、
今日もきりっと肌を刺すような寒気が張りつめている。

それでも昼間の時間は少しずつ長くなっているし、
毎日畳の目ひとつずつお日様は高くなっているそうだから、春はちゃんと近づいている。
見上げる朝日は春分に向け、輝きを増している。



今日は私の誕生日だった。
春の気配が曲がり角の向こうにほんのり香る頃私は生まれたんだな。
母はとっても寒い日だったと言っていたけれど。
ちなみに、西洋占星術でも、今日は水瓶座が魚座に変わる境目の日。
調べたところ、私の生まれ年では水瓶座だそうだが、やはり変わり目の一日なのだ。

家族や友達から誕生祝いのカードやメール、プレゼントを頂いた。
最近、ちょっと元気をなくすようなことが続いて、しょげてしまいがちだったけれど
周囲の皆からの温かい言葉や気持ちの数々にハートが緩む思い。
私ってなんて幸せ。
自分がこんなにもふんわりとした優しさに囲まれて生きているのだと今まではっきりとは分かっていなかったと思う。
緩んだハートから温かい気持ち、感謝の気持ちがわき上がってくるのをじっと感じていると
思わずうるうる。。
素敵な一年にできるような気がしてきた。。!

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朝起きたら、母から薔薇が届いた。
なんて可愛いピンク色。。
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by leventmurmure | 2012-02-19 22:29 | dairy
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所用で新百合ケ丘に。
ちょっとひと休みしたい気分だが、まったくなじみのない土地柄で、わたくしのデータベースに問い合わせても無回答。。

が、ふと「リリエンベルグ」というささやきが頭の中できらっと光る。
「リリエンベルグ」まさに「百合ケ丘」。
この辺りにあるお店のはず。。
早速検索して電話をかけて問い合せれば、車で現在地からたったの5分。

理想のティータイムを過ごすことができた。

ゆったりとした敷地に喫茶棟と販売棟、他にもお菓子を焼く工房、住居などもあるようだった。
販売棟の建築がひときわ目をひく。
粘土をこねてそのままオーヴンで焼いたみたいな、建物そのものもお菓子みたいな可愛いお店。
エヌが「シュタイナー建築みたい」と見上げて言う。
帰って調べたら果たしてドイツでシュタイナー哲学を学んだ方の設計だった。
ご覧のようにこれでもかというほど、直線を排している。
建物は直線が多い方がすっきりして落ち着くような気もするが、
シュタイナー哲学を背景としているのだから、もちろん癒しとか、生命力の活性化を促すことを意図しているのだろう。
実際こういう建物で生活してみれば、内面的によさを実感できるのかもしれない。
事実、賑わっている店内でしばらくきょろきょろしていると
こちらさえオープンな気持ちになれば、ほんのり温かい空気が巡っているのが分かる。
焼きたてのお菓子の甘い香りも相まって、なにやら気分が楽しくなってくる。





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私はこれでもシュタイナー医学のケアを受けているのだ。
シュタイナー建築に関して調べてみよう。
しかし。
シュタイナー関係の文献など読むと毎度のことながら、翻訳文であることなどもその理由かもしれないが
なかなか難しくて文章からはすんなり理解が及んだ試しがない。
なので、ホメオパシーのレメディで「その真髄の断片」のようなものを実感することで、
端っこのほうからシュタイナーの世界を体験しているのが常なのだが、
とりあえず、建築に関して一番の大きな特徴は空間を外側から「区切って」ゆくのではなくその反対。
中にいる人間に応じて内側から「発生」してゆく。。というような感じ。と私は受け取った。



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リリエンベルグの販売棟を設計した村山さんのHPを読むともっとよく分かる。
人が主観的に感じる「熱」に導かれて粘土の(ホントに粘土で模型作るんですね)模型を作る。とある。
これは人の「気」ことを指しているのだと思う。
気功や整体、太極拳などで自分の「気」を感じることが出来るが、
肉体の外側に広がる「気」のボディまでをその人のテリトリーとすると、
おのずと住む人にぴったりの空間ができる。ということだと思う。
空間に自分を合わせるのでなく、自分のホントのボディに合わせた空間なのだから
それはもう本当に窮屈でない、自由とリラックスのおウチとなること間違いないだろう。
なんだかすごくいいですね。
この販売棟も天井を見上げていると、まるで気のフォルムそのもの、生き物のような気もしてきた。。

おウチとなると、エネルギーを物質に置き換えて行く作業ともいえるので工程が多くなるが、
もっとシンプルに、普段の生活も自分のホントの全体のボディが窮屈にならぬよう
のびのびできるよう気を配るのが大事なのかもしれない。
見えないボディは私たちの一番大きな大切なボディだ。


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さて、喫茶棟の方はふつうに直線が組み合わされた民家で、中庭をL字に望むアットホームなティールームだ。
昭和のモダンなお家の居間のようで、わたくし的には直球ストライク。
お菓子も穏やかな優しい味わい。
こちらも帰って調べたら、なんとオーナーパティシエさんは
ウィーンの「デメル」で初めての外国人スタッフとして働いた経歴の持ち主。
あ〜ん、ザッハトルテを選べばよかった〜!!



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雪の翌日の訪問で、あまりの気温の低さに雪がシャーベットにならず、そこここで氷になって輝いていた。
空気が綺麗で、丹沢??の山々がホントに間近に銀色に迫っていて
山小屋風のお店から眺める景色が
まるで、インスブルックみたい!!
と思わずつぶやいてしまった。
インスブルックに行ったことはないですが。。


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向こうの方に山並みが見えました。
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by leventmurmure | 2012-02-04 16:51 | anthroposophie