私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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所用で新百合ケ丘に。
ちょっとひと休みしたい気分だが、まったくなじみのない土地柄で、わたくしのデータベースに問い合わせても無回答。。

が、ふと「リリエンベルグ」というささやきが頭の中できらっと光る。
「リリエンベルグ」まさに「百合ケ丘」。
この辺りにあるお店のはず。。
早速検索して電話をかけて問い合せれば、車で現在地からたったの5分。

理想のティータイムを過ごすことができた。

ゆったりとした敷地に喫茶棟と販売棟、他にもお菓子を焼く工房、住居などもあるようだった。
販売棟の建築がひときわ目をひく。
粘土をこねてそのままオーヴンで焼いたみたいな、建物そのものもお菓子みたいな可愛いお店。
エヌが「シュタイナー建築みたい」と見上げて言う。
帰って調べたら果たしてドイツでシュタイナー哲学を学んだ方の設計だった。
ご覧のようにこれでもかというほど、直線を排している。
建物は直線が多い方がすっきりして落ち着くような気もするが、
シュタイナー哲学を背景としているのだから、もちろん癒しとか、生命力の活性化を促すことを意図しているのだろう。
実際こういう建物で生活してみれば、内面的によさを実感できるのかもしれない。
事実、賑わっている店内でしばらくきょろきょろしていると
こちらさえオープンな気持ちになれば、ほんのり温かい空気が巡っているのが分かる。
焼きたてのお菓子の甘い香りも相まって、なにやら気分が楽しくなってくる。





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私はこれでもシュタイナー医学のケアを受けているのだ。
シュタイナー建築に関して調べてみよう。
しかし。
シュタイナー関係の文献など読むと毎度のことながら、翻訳文であることなどもその理由かもしれないが
なかなか難しくて文章からはすんなり理解が及んだ試しがない。
なので、ホメオパシーのレメディで「その真髄の断片」のようなものを実感することで、
端っこのほうからシュタイナーの世界を体験しているのが常なのだが、
とりあえず、建築に関して一番の大きな特徴は空間を外側から「区切って」ゆくのではなくその反対。
中にいる人間に応じて内側から「発生」してゆく。。というような感じ。と私は受け取った。



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リリエンベルグの販売棟を設計した村山さんのHPを読むともっとよく分かる。
人が主観的に感じる「熱」に導かれて粘土の(ホントに粘土で模型作るんですね)模型を作る。とある。
これは人の「気」ことを指しているのだと思う。
気功や整体、太極拳などで自分の「気」を感じることが出来るが、
肉体の外側に広がる「気」のボディまでをその人のテリトリーとすると、
おのずと住む人にぴったりの空間ができる。ということだと思う。
空間に自分を合わせるのでなく、自分のホントのボディに合わせた空間なのだから
それはもう本当に窮屈でない、自由とリラックスのおウチとなること間違いないだろう。
なんだかすごくいいですね。
この販売棟も天井を見上げていると、まるで気のフォルムそのもの、生き物のような気もしてきた。。

おウチとなると、エネルギーを物質に置き換えて行く作業ともいえるので工程が多くなるが、
もっとシンプルに、普段の生活も自分のホントの全体のボディが窮屈にならぬよう
のびのびできるよう気を配るのが大事なのかもしれない。
見えないボディは私たちの一番大きな大切なボディだ。


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さて、喫茶棟の方はふつうに直線が組み合わされた民家で、中庭をL字に望むアットホームなティールームだ。
昭和のモダンなお家の居間のようで、わたくし的には直球ストライク。
お菓子も穏やかな優しい味わい。
こちらも帰って調べたら、なんとオーナーパティシエさんは
ウィーンの「デメル」で初めての外国人スタッフとして働いた経歴の持ち主。
あ〜ん、ザッハトルテを選べばよかった〜!!



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雪の翌日の訪問で、あまりの気温の低さに雪がシャーベットにならず、そこここで氷になって輝いていた。
空気が綺麗で、丹沢??の山々がホントに間近に銀色に迫っていて
山小屋風のお店から眺める景色が
まるで、インスブルックみたい!!
と思わずつぶやいてしまった。
インスブルックに行ったことはないですが。。


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向こうの方に山並みが見えました。
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by leventmurmure | 2012-02-04 16:51 | anthroposophie
ご近所探訪。。

週末の午後なので、「マッターホーン」の喫茶室はちょっと混み合っている。
話し声や笑いさざめく声、食器のかちゃかちゃと触れ合う音が絡み合って、
ふんわりしたもやのように店内を満たしています。
BGMが流れていないので、この素敵なざわめきが、
暖かく軽いショールを肩にまとったようにほっとくつろいだ気分にさせてくれます。
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お客さんは女性がやはり大半を占めているのだけれど、
ここでは、割と年配の女性グループを見かけることも多い。
きっと何年も通っていらっしゃるのでしょう。
何かの集まりの帰りか、揃って着慣れた着物姿でティータイムを過ごしている佇まいが
もう、すっかりお店の雰囲気に溶け込んでいて、
さながらこの方達のために作られたお店のような気がしてきます。。
いえ、その通りなのです。

昔から、おしゃれでありながら家庭的なこのお店に来ると
「ダミエ」というバタークリームのケーキなど食べたくなります。
あ、でも、ちょっとおおぶりなモンブランや季節のショートケーキなんかもいいですね。
この界隈で子供時代を過ごしたひとにとっては、バースデイケーキのイメージでしょう。
複数の知人から、マッターホーンといえばバタークリームのバースデイケーキ、と何度も聞いたことがあります。

レモンティーを飲みながら、「ダミエ」をぱくついていると、
先輩女性グループの会話が、断片的にほわほわん。。と、もやのように目の前を通過していきます。
断片ですので、全体像は分かりません。
が、ガールズトークもベテランの域、声色も低く落ち着いて、
子守唄的な癒しの効果さえあるといえます。

この心地よい「もや」に包まれるためにお茶を飲みに来るのです。

昔から変わらない店内ですが古びた感じはまったくなくて、静かなのに暖かい活気があり、誰が訪れても自然にくつろげる雰囲気です。
ここで、居心地の悪い思いをする人はあまりいないと思う。。
それって、とても素敵でしょう?



マッターホーンでは、壁にかかったたくさんの絵も楽しみのひとつ。
鈴木信太郎画伯の油絵が中心だそう。
あたたかく生き生きした色彩と、素朴なモチーフの作品は
楽しくて、眺めていると気持ちがのびのびとする。

ペーパーバッグの、フォークロアな女の子モチーフの絵も鈴木画伯の作品だそうです。
可愛いので、少しだけお菓子を買うときも、必ずこのペーパーバッグにいれてもらいます。

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学芸大学マッターホーン
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by leventmurmure | 2011-09-20 12:37 | dairy