私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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タグ:ご近所 ( 14 ) タグの人気記事

新しく祐天寺駅そばにできたジェラテリアへ。
「Gelateria acquolina」


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ガラスのショウケースの中ステンレスの容器にジェラートが入っているのだが、その容器はしっかり蓋が閉められていて中が見えません。
乾燥や劣化を防ぐためかもしれない。
なので、お店の女の子にしつこく説明を求める。
アプリコットのグリーンペッパーフレーバーだの、チョコレートのラヴェンダーフレーバーだの
カルダモンだのくるみだの、気になるものだらけ。
おまけに中が見えないものだから(頼めば見せてくれたかも。。)もう思い切り迷ってしまった。

そして、選んだのはオリーブオイルのジェラートと、ミルク系がかぶらないようにブラッドオレンジのジェラート。
味が分からなくなるから、2種類までにしておこうっと。



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私は普段ジェラートはあんまり食べないのだけれど、これは美味しい〜。
超超なめらか〜な口溶け。
オリーブオイルのジェラートは初めての体験だが、
すご〜くなめらかにミルクに混ざり合っている。
ただめちゃくちゃよく混ぜた、という混ざり方でなく、
きっちり分子が手を繋いでいる?という感じで
最初からこういう物質なんじゃないかというくらい一体化している。
何か配合の妙とか温度管理とか?氷菓ならではの化学のようなものがあるのでしょうね?

このお店を教えて下さった「ケーキ日記」さんに同じくお気に入り決定。

お店のデコレーションもとても可愛くて私好み。
照明の陰影の美しい、ほの暗いかんじは夏の暑い午後なんかに訪れたら涼しげでなおよいかもしれない。
次回は自転車に乗って来てみよう。。


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by leventmurmure | 2012-06-23 23:26 | eat

銀杏並木が緑色

目黒通りの銀杏並木が芽吹きの季節、美しい緑色のリボンを放り投げたように遠くの方までのびている。

間近で見ると、ちいさい薄緑の葉っぱはすでにちゃんと銀杏の形をしていて、
元気一杯、大きく伸び広がろうとうずうずしているみたいだ。


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元競馬場の「はらドーナツ」の2Fから通りを望んだところ。





目黒通りは家具屋さんがたくさんあるので
カフェは週末、家具屋巡り中のカップルのお客さんが多い。
部屋の間取り図と家具のカタログを見比べながらああでもないこうでもないと
ソファやベッドなんかを2人で一緒に選ぶというのはなかなか楽しいイベントだと思う。

一緒に住む。とか、これから新居を構える。とか、
いずれにしても、今までより一段階深く、相手の人生に関わろうとしている。
家具を選びながらそれを実感して思わずわくわくしてしまう。。
そんな2人からはハッピーなオーラがきらきら飛んでいます。

家具って、食べちゃったり減ったりするものではないから
手放さない限り、これからの2人の人生にずっとついて行くことになりますね。
ああ、この家具を選んだときあんなだったな、こんなだったな、なんて思う日が来るかもしれない。

この記事を書いている我が家のダイニングテーブルは、
小振りな円形の石でできたものだが、
ずう〜〜っと以前のこと、
少しも迷わずお店でこのテーブルを選び、自分たちで車に積み込み、
すごく重い石の天板を、地下のガレージから部屋まで、
元気よく運び上げた時の感じをを思い出すと
ちょっと頭がぐるぐるしてきた。。あまり考えない方がいいかもね。


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それは、置いておいて。。
古い民家を改装したカフェでは、おからドーナツとコーヒーをお供にのんびり過ごすことができる。
常にドーナツを揚げているので、たいていあっつあつの揚げたてを2Fまで持ってきて下さる。
別におから好きではないけれど、素朴なおやつの味がする。
アメリカから来た歯がきしむようなドーナツに比べると楚々とした風情ですね。







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by leventmurmure | 2012-04-30 01:11 | dairy

hibusuma@柿の木坂

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都立大学駅前の交差点から、てくてく坂を上がって柿の木坂の「hibusuma」にてランチ。
絵里子さんと一緒。

おそばと小龍包を頂く。
割としっかりとしたお味のスープは澄み切っている。
毎回、運ばれてくるたびはっとするほどの美しさだ。


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小龍包のスープはとろりとコクがあってこちらも頂くたびにおいし〜い。と感嘆。
やけど覚悟で一口で。。

朝に思い立っては、ランチの約束をして二人で一緒に過ごすのはとても楽しい習慣だ。
しかし絵里子さんは来週ご近所から引っ越してしまうのだ。
でも遠くに行ってしまう訳ではないので、寂しがることはないか。。
小龍包ランチのために、目黒まで駆けつけてね!


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hibusuma
ドラマチックなウィンドウのデコレーションがとても好き。
インテリアもとっても素敵なのです。
そして、もちろんお店のご主人と奥様もすごくお洒落なお二人です。。
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by leventmurmure | 2012-04-26 00:10 | eat

今日は冬至

今日は冬至。
一年のうち一番太陽が低く、よって昼間の時間も一番短い日。
古い暦では冬至は一年の始まりだったそうで、

「古代においては、冬至の前後になると太陽の力が弱まり、人間の魂も一時的に仮死する。すなわち、陰極まれば万物みな衰えて死に、太陽の帰り来る「一陽来復」によって再びよみがえると考えられ、日本ばかりでなく緯度の高い西欧でも古くから「冬至祭」が行われてきました」
そして、
「冬至は太陽エネルギーの転換点であるため、来年に向けた思いを実現化させるのが一年のうちで最も行いやすい日です。」
とは、私のお気に入りブログ「八雲ブログ」の記事から。。

太陽が一年のサイクルを終え、一旦弱まってもう一度目覚める日、ということかな?
だからこの日に描いたヴィジョンは、太陽のエネルギーが新しいサイクルで満ちてゆくのと一緒に育っていくのだろう。


今日は朝のうちはくもっていたが、午後空を見上げると、雲のヴェール越しに太陽が。。
直視しても大丈夫なくらいに柔らかな真珠色の光だ。
神秘的な感じもする。


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願望を数え上げるのがなんだかピンとこなかったので、
こんな風でありたい、という自分の世界を思い描いてみる。
想像するのは好きなほうなので、
好みの空間にいる自分、その安心感、あたたかさ、ときめきを存分に味わう。
好きな香りや音に囲まれて、とても満たされた気持ち。
ちょっと具体性に欠けてしまったが、自分の世界のエネルギーを味わっている。という感じ?


早々と西の空に移動した太陽も、生まれたばかりの赤ちゃんがまどろむような
パステルカラーの優しい光を放っている。




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日暮れが早いので、急いで出かけて行くと、
街はクリスマス直前の雰囲気に満ち満ちている。




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ご近所は小さなお店が多いので、
デコレーションも大げさでない暖かみのあるものが多くて、
ちょっと寒いけれど散歩も楽しい。



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明日からは、少しずつ日が長くなり、
太陽のエネルギーもアップしてゆくということ。
嬉しいです。。
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by leventmurmure | 2011-12-22 22:22 | dairy

モンブランはお好き?

今日のウジタさん
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今日はモンブランをチョイス。
フランスの栗を使っているとのことでしたが、上品な白っぽいベージュ色でお洋服にしたらいいかも、という感じの色合い。
まさにモンブラン。。

香り高いマロンクリームの中の真っ白なクリームが想像以上のふんわりした柔らかさで、
マロンクリームを支えていられるのが不思議なくらいふわふわでした。
下のタルト台は、以前頂いてとっても美味しかったカフェタルト同様、
とても厚みがあって、中にはぎっしりアーモンドクリームがつまっています。
モンブランの台はメレンゲ、というイメージですがこちらでは食べごたえのあるアーモンドタルトです。
かりかりのパートフィロでくるりと包まれた姿はブーケのようで、清楚で軽やかな雰囲気でした。


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以前読んだ「西洋骨董洋菓子店」というコミックで、お菓子の選択に迷うお客さんに
「意外にモンブランが男の方はお好きですよ」
と洋菓子店「アンティーク」店長の橘さんが言っていましたが、そうなんでしょうか?
確かにウチのエヌもあればすかさずモンブランを選ぶし、
今日も一人で来店した男性がいかにも、自分用。ほくほく。。という感じでモンブランを選んでいました。
マロンとコニャックのハーモニーがいいのかな?
マロンとメレンゲの組み合わせかな?
まあ、女子ほどお菓子に対してチャレンジングではないから
古典的定番を選びがち、という気もしますが、
ショウケースの中のモンブランを指差すお客さんの姿はちょっと可愛いものがありました。。




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この間は時間が遅くてしまっていた、すぐそばのサレジオ教会のドアが開いていました。
カトリックの教会にはあまり詣でた??ことがないので、少し緊張して脇の入り口からそうっと中に入れて頂きました。
飾りつけの整ったお堂の中は、静かにクリスマスを待つ雰囲気。
だれもいなかったので、一人手を合わせましたが、
思いがけず素敵に嬉しいひと時となりました。
いつか、「あなたをマリア様が待っている」とここに来ることを薦めてくれた友人がありましたが、その言葉がすうっと腑に落ちる気がしました。
すべてを包み込むような、大きな温かさと静けさがそこにはただ満ちていて
見上げたらいつでも私たちの上に降り注いでいたのです。
目を閉じていると、自分の内側にも広々とした静けさが行きわたり、
柔らかい明かりにかげりなく照らされているような気持ちになりました。
言葉にならないような気分です。
彼女はこれを教えてくれたかったのかもしれません。
ありがとう〜。また、来てみたくなりました。。


夕暮れ、北風が吹き始めて空気が澄み渡り、桜並木の向こうの夕焼けが薔薇色でした。
ほっこり気分のまま急いで家に帰りましょう。。
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by leventmurmure | 2011-12-17 11:42 | dairy
ご近所探訪。。その6

職人さんなどの熟練のお仕事を見るのは楽しいものだが、
そんな仕事姿が見られるお店先というのは
職人さんにとっての、ステージのようなものでもあります。

そんな訳で今日は「勝手にお仕事拝見」。。

武蔵小山に行ったら「アマメリアエスプレッソ」でコーヒーを飲む。
美味しいコーヒーはもちろんだが、
店主のお兄さんがコーヒーを入れる姿を見るのが私の楽しみのひとつ。

以前店内に置いてあった雑誌に、アマメリアさんの「店主への道」というインタビュー記事があった。
なんでも、開店当時お店がまだ落ち着かなかった頃、
近所に大手のコーヒーチェーン店などができてしまったりもあって、来客数も思うに任せなかったそうだ。
そんな時アマメリアさんはご自分のブレンド?焙煎?が開店前とは違ってきているのに気づいたのだそうだ。
そして、これを修正するべく、閉店後にしていた焙煎のお仕事を
疲れていない、朝のクリアな時間帯に変えたのだそうだ。
そして、コーヒーの味を調整して、「これでよし」と思ったところ
なぜかその頃から、安定的にお客さんが増えてきたのだそうだ。
ざっくりそんな記事だったと思います。

いつか、腹話術の「いっこく堂」さんも同じようなことを言っていた。
デビュー前、くる日もくる日も腹話術の技術を一人黙々と模索し続けたそうで、
それが結構長い期間続いたということだったと思う。
そして、ある時自分のスタイルが「できた」と自分ではっきり分かった時があって、
その後、急に仕事が舞い込むようになったのだそうだ。
なんだか説得力のあるエピソードですね。。

まあ、どんなお仕事でも(特に職人的な要素のある仕事ならなおさら)続けて行くうちはずっと改良、向上していくものですから、「これでよし」もスタート地点に着くためのレヴェルの「これでよし」で、
「いっこく堂」さんもテレビで見るたび、技が驚異的に向上しているのが分かります。
(ああっ、この記事を書いている途中、音を消してつけていたテレビをふと見ると
いっこく堂さんが出ている!シンクロ。。)


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さて、アマメリアさんのコーヒー抽出姿というかお仕事ぶりは、静かな集中とリラックスとが同時に感じられてなんとも素敵、ほっとした気分になれるのだが、
この雑誌記事を読んでふ〜ん、と納得した。
「これでよし」という雰囲気が自然ににじみ出て、
「それでいいんだな。」とお客さんを安心させるのですね。

昔からコーヒーやさんの「マスター」といえば、寡黙なイメージで、
黙っていれたコーヒーを、カウンター越しに静かに差し出し、
黙ってお客さんを受け止めてくれる、みたいなキャラクターを思い浮かべるけれど、
ちょっと世代が違いますから、こちらはもうちょっとドライな感じですけど。

コーヒー屋さんはこの何年かでニュータイプが一気に広がったようで、
コーヒーが美味しくて、寛げるお店が増えましたね。
このアマメリアエスプレッソでも豆を選ぶと、ドリップ、フレンチプレス、エアロプレスという3種類から抽出方法を選ぶことができる。
尋ねると、それぞれの特徴を教えて下さるが、そのお仕事ぶりが引き立つのはやっぱりドリップですかね。
慌てず騒がず、コーヒーが落ちるのにまかせて、とっくりと一杯をいれて下さる。
お客さんは、それまでの束の間はコーヒーが落ちてくるのを眺め、ただ待つのみの何にもない時間。
一句詠めそうな余白の時間です。


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こちらは、フラットホワイト。ダブルエスプレッソにフォームミルクの組み合わせで、濃いめのカプチーノという感じ。
ラテアートの ミルクの模様も泡がクリーミーだからとってもきれい。。

インテリアもロンドンな雰囲気で、暖かみがあって、私はとても好き。。
居心地よすぎでいつももう少しもう少し。。と帰るのが遅くなってしまいます。


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お店の外でご主人の帰りを待つ。。
寒いですナ。。
勝手に撮ってゴメンね。
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by leventmurmure | 2011-12-06 22:12 | dairy

ノエルまで。

午後雨が上がったので、ちょっと散歩に。。
少し寒いので、我が家から一番近いニューフェイス「ウジタ」さんまで歩くとしよう。
桜並木の葉っぱがもうずいぶん落ちている。
雨上がり、湿度のある空気が桜の葉の紅に染まっているよう。

ウジタさんにて、今日もまたお薦めを伺うと、
「地味ですが。」とおっしゃってシュークリームを薦めて下さった。

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濃いめのブラウンまでしっかり焼き込んだ厚手?のざくっとした生地に
色白のカスタードクリーム。
最初の一口がちょっと感動。。!!
こんなに香り高いバニラは初めてかも。。

コーヒーを運んでくださった女性(ウジタさんの奥様かな)にお伝えすると、
「ちょっと値がはるのですが、タヒチのとてもいいバニラなんですよ」
ぱっと笑顔が広がり、嬉しそうにおっしゃる。
その誇らしげな表情がとても素敵。
ご自慢の一品なのですね。とてもよく分かります。
確かに地味ですが、中にひそんだあたたかで華やかなバニラの香りを楽しむためのイキなお菓子です。


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あっという間に夕闇が降りてくる。
ノエルの頃までのあと何週間、まだ日がみじかくなる。
ちょっと寂しい夕暮れ時だが、
この季節の灯りのあたたかさ、輝きが私は大好き。




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サレジオ教会のイルミネーションも。。
こちらのイルミネーション、数年前にLEDに衣がえしたのだが、それまでは昔ながらの赤や緑のぼんやりした「電飾」だった。
なんだか暗いな〜といつも思っていたのだが、
こうしてブルーのイルミネーションが輝いていると、あのレトロなあかりも少し懐かしい。





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イエスキリスト誕生の場面の馬小屋。
眺めているママと女の子が2人でキャロルを歌っていました。


マリアさまにお祈りして帰ろうかな?
とめずらしく殊勝な気持ちで脇の扉を押しましたがさすがに遅過ぎたよう。
しっかり鍵がかかっていた。
また出直しましょう。。


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by leventmurmure | 2011-12-04 00:36 | dairy
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ラヴェルの声楽曲を中心としたプログラムの演奏会へ。
「a la francaise」というシリーズで、毎年開催されているようです。
場所は気になっていた三軒茶屋の「サロンテッセラ」という小さなホール。

「サロンテッセラ」は、シンプルなインテリアと照明でとっても!素敵だった。
ガラス張りの小さなカフェコーナーや、オリーブの植わったテラスもあって
ここがデニーズ三軒茶屋店の階上とは思えません。

パリ、エコールノルマルのセリグ教授がラヴェルの生涯と作品についてレクチャーもして下さる。
ラヴェルは、フランスの音楽に革新をもたらしたが、一貫して「クラシック」でありつづけたところに特色がある、というお話が印象に残った。
また、ローマ大賞には4回も落選し、終いには応募さえ断られたというエピソードも。。
マダムは小柄でエレガント。繊細でもの静かな印象の方でした。


ラヴェルの「博物誌」や「シエラザード」「マラルメの詩による3つの歌」の他、
ラヴェルの先生であったフォーレや、
ふだんあまりきく機会のない、シュミットやルーセルの歌曲も演奏された。
ソプラノの駒井ゆり子さんの演奏が素敵でした。

ラヴェルは、各地の民謡をモチーフにした(あるいはそのまま)作品や、スペインやオリエンタルなど異国の空気を感じさせる作品(といってもバスクの生まれラヴェルにとってはでスペイン的な雰囲気は「異国」ではない)、
また、印象派的、象徴派的な雰囲気の色濃い作品など、多彩な作品を残している。

本人は印象派的と言われるのを好まず、自分は現実主義者だと言っていたらしいが、
まあ、あなたって印象派っぽい、とか言われて
そう?なんてラヴェルが悦に入っているっていうのも変な感じですものね。
やはり、創作する当人は、自分にとっての現実を音符に置き換えているのであって、
それを「印象」「象徴」と名付けるのは後の人の仕事でしょう。

しかし確かにマラルメの詩による3つの歌は、
マラルメの詩によるので当たり前と言えばそうなのだが、
象徴派的、というのでしょうか、
とても神秘的で暗示的。
たとえば、物語っぽい深い森の中にたくさんの「?」マークがぷかぷか浮かんでいるような
答えのないような、
あるいは逆に、聴かせておきながら、あなたはどう思う?
と答えを求められているような
不思議〜〜な雰囲気に満ちている。

難解、といわれるのかも知れないが、
しかし「?」マークの答えは探さず、
不思議ねぇ〜、と一緒になって漂っていると
ふっ、と違う世界に移動してしまっていた。
という感じの楽しさがある。

ちなみに、マラルメの詩にはドビュッシーも3つの歌を書いている。
今日のピアニストの方の解説によって知ったのだが、
ラヴェルと同じ1913年に書かれたのだそうだ。
しかも2人は3つのうち、2つ同じ詩を選んでいて、完成もほぼ同時だったとか。
「ため息」と「むなしい願い」のふたつです。
仲良しですね。
本当に仲良しだったかどうかは分かりませんが。。




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不思議モードのまま、とても寒い夕暮れの三軒茶屋の街を通り過ぎて
五本木のお気に入り「patisserie sourire」でひと休み。
ラヴェルの音には重さがなくて、自由な軽さが飛び交っている。
(マラルメの。。には、濃密さもあるけれど。)
それは、言ってみれば女の子っぽいといえなくもなくて、
時にキュートなピンク色を感じます。
まさに、私の好きなこのframboisierの雰囲気なのです。


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それにしても今日は寒かった。
クリスマスのデコレーションがしっくりきました。
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by leventmurmure | 2011-11-27 01:00 | musique

バレエと音楽

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近所のバレエ団の「ストレッチクラス」というクラスに行ってきた。
大人になってから、何年かバレエの練習をしていたが、
ここ数年は少し体調を崩したため、全く身体を動かしていない。

最近では毎日ストレッチはしているが、スタジオに行くのは一体何年ぶり?
今日のレッスンスタジオはできたばかりだそうで、
広く天井の高いフロアにピアノの音が響くと心の中で思わずにっこり。
家でじっくり静かに身体を伸ばすのもよいけれど、
動きながら音楽をきくと、身体全体が音に反応して喜んでいる感じがいい。

たいていレッスンに使われる曲は、聴くだけの音楽とすればあまりにロマンチック過ぎて気恥ずかしいようなタイプのものが多い。
そもそもチャイコフスキーのバレエ音楽。バレエ無しに聴くとドラマチックすぎて照れくさいような。。
が、踊りと共に聴くと、ああ、やっぱりこれでなくちゃね!と聴くたびに思う。
バレエといったら、チャイコフスキー。チャイコフスキーといったらバレエだ。
もしチャイコフスキーがいなかったら、バレエの世界は今私たちが知っているのとは全然違うものになっていたでしょうね。

そんな訳で、ロマンチックすぎる曲を聴きながらストレッチをすると、メロディやリズムに導かれて、眠っていた細胞がふわふわのびのびと動き出すのがよ〜く分かる。
鏡の中の自分は、予想を超えて全然軽やかではないけど、まずは気分から。

今日は、オペラ「ノルマ」の中の素敵なアリア「Casta Diva」も弾いて下さったりして満足満足。。。

目黒通りではよく、すぐにダンサーと分かる方を見かけるが、
彼らの後ろ姿には、ただ立っているだけも動きがあるのが感じられる。
細胞ひとつひとつが留まらずに動き、エネルギーが流れている感じが伝わってくるのだ。
動き、流れているものは何となく楽しいものである。理由の要らない楽しさ、美しさだ。

そのエネルギーを駆使して、バレエは台詞なくしてさまざまなものを語り尽す。
そういう楽しさを、音楽にのせてストレッチしただけなのに味わうことができた。
素敵!今度はいつレッスンに行こうかな?

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by leventmurmure | 2011-11-21 21:14 | ballet
ご近所探訪--その5。。
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碑文谷のサレジオ教会そばに、最近できたお菓子屋さんに。。
この辺りはお店が少ないので、先日来、車で通りかかるたび
あ〜、何かできてる〜、と野次馬気分が盛り上がり、首を伸ばしてちらちらと窺っていた。


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Patisserie Jun Ujita--パティスリー ジュン ウジタ
とあるから、ウジタさんのお店なのでしょう。
お薦めは?と聞くと間髪を入れず
「タルトカフェです。」
と店の方がおっしゃるので、すごくお薦めなのでしょう。もちろんそれを頂きましょう。
ショーケースに、「テイクアウト30分」とメモがつけてあり、伺うとエスプレッソ味のムースが柔らかいので30分くらいしか持ち歩けないのだそう。


ムースは軽くて柔らかくて、一番下のタルト生地はとても厚くて、かりかりに焼いてある。
そのギャップを埋めるように、ドームの中には、くるみと柔らかい塩キャラメルと、エスプレッソを含んだジェノワーズ生地が隠れている。
わあ、私の好物が一堂に会していますね。
見た目、大変無口な感じ?ですが、中では饒舌に味のハーモニーが奏でられております。。


他にも、目をひくお菓子がいくつもあったので、
また、今度試してみましょう。。



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お店のすぐそばのサレジオ教会は、我が家から、塔の上の方が見えるくらいの距離。
いつか、知り合いのカトリックの信仰がある人とサレジオ教会の話しになった時、
そんなに近くにいるなんて、それはマリアさまがあなたを呼んでいるのよ。
早く行くべし!と言われたことがある。
から〜んから〜んと日曜日の朝などに鐘の音が風に乗ってきこえてくると
たまにそれを思い出すのだが、
ご近所なのに中に入れて頂いたのは、ずいぶん前に1度だけ。



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お堂での、オルガンとクラヴサンの演奏会に雨のなかてくてく歩いて行った。
家喜さんとおっしゃる奏者が素晴しく、オルガンの演奏に涙がこぼれてしまった。
そして、オルガンに続いて、ラモーだったかクラヴサンでフランスものを演奏されたのだが、
本当に細い細い弦をかき鳴らすデリケートな音色で、
たぶんその時初めてフレンチバロックのチェンバロ曲を聴いた私は
そのあまりに優雅で甘美な音楽が、ひらめくような官能美にあふれていて、教会の内部の雰囲気とはずいぶんかけ離れていたので、
なんだか落ち着かない、はらはらするような気分になってしまった。。。

そして、別にきかれた訳じゃないけれど、
教会とこのクラヴサンとどっちにつく?って言われたら私はクラヴサンだな。
と思ったのでありました。
ちょっと前にオルガンの宗教曲に涙を流したばかりなのに。。
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by leventmurmure | 2011-11-16 00:23 | dairy