私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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私はブリオシュが大好き。
ちょこんと「頭」がのっかった形も愛らしく、卵とバターの香り豊かなかわいいパン。

ブリオシュといったら、マリーアントワネットの有名な
「パンがなければブリオシュを。。」
のエピソードが思い浮かぶ。
パンを求める国民に対して、王妃はこう答えたらしい。。

このエピソードは、王妃がいかに国民の窮状を理解していなかったかを物語るものとして知られているけれど、
もうひとつ、「ブリオシュ」がいかに曖昧な存在であるかを示しているようにも思える。

わたくし的に(一般的にも?)パンはざっくり
1)何かお料理と一緒に食べる類いのものと
2)もうひとつ、それのみで楽しむデニッシュペストリーのような「甘いもの」
とにカテゴライズされている。

さて、ブリオシュどちらに組する?

何かの「お供」などになるには、少し澄ましているような、
かといって「お菓子」というにはそっけない。。


件のマリーアントワネットのエピソードでも、
贅沢な宮廷生活に生まれついた王妃的には1)
それどころではない国民的には2)
に自動的にカテゴライズされて、その見解の違いが
革命の炎に油を注いでしまったのだから、
ブリオシュに罪はないとはいえ
その立ち位置は微妙なもの。


ありますね、人間にも。そういう立場に追い込まれてしまうことが。
そういうカテゴライズだと、どちらのグループにもなじめない〜
アンケートだったら「どちらともいえない」を選ぶしかないよ〜
という事態。
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さておき、実際ブリオシュは熱々に温めて、冷たいフォアグラと甘い白ワインと供する(お供ではなく、なにやら官能的な三位一体)こともあれば、
シロップを含ませれば、甘〜いサヴァランにも変身するのだから
やはり、ボーダーレスな存在だ。

私は残念ながらそのような贅沢な食事をする機会もあまりないので、
せめて熱々に温めて、そのままむしゃむしゃと頂く。
粉と卵とバターの香りが、一度ひとつに寄り添ってから
「あらためて。」という感じでぱっ!と広がる。
お菓子一歩手前の優しいあまみ。
表面と内側の食感の違いもごちそうだ。

何かの「お供」にもならず、なんの飾りも纏わず
贅沢に香り立つブリオシュ。
なんだかやっぱりいいな、毅然とした感じが。。

ちなみにこちらのブリオシュはパリセヴェイユ(自由が丘)のもの。
きゅっとこぶりな姿がコイキですね。
お店で頂いたときは、やはりほどよく温められていました。
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by leventmurmure | 2011-08-13 13:33 | eat