私、岩崎 梓の大好きな美しいもの、心ときめく音楽。美味しかったもの。 etc...写真を撮りながら気ままにご紹介。よろしくね。


by 岩崎 梓
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妹とランチタイム

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先週のある日、妹とランチタイムを過ごした。
偶然前日が彼女の誕生日だったので、何となくバースディランチの気分で。。

西麻布の小さなリストランテ「タニーチャ」にて。
初めて訪ねるお店だが、茶谷さんというオーナーシェフのお店らしい。
イタリアンのお店には、こうした「名前もじり」の店名を割とよく見かけるが、
日本語との語感の相性が良いのでしょうね。

妹の誕生日だったのに、私のほうが彼女の手作りの帽子をプレゼントしてもらった。
ベージュとエクリュのウールで出来た、とても可愛くてあったかい帽子だ。
とっても嬉しい!

妹は帽子の職人なので、気に入るかな?と
録画してあった映画「ココシャネル」のDVDを手渡す。

映画の中で、シャネルはイギリス人実業家ボーイ•カペルから
結婚のプロポーズと共同事業のプロポーズを受ける。
が、仕事は一緒にするけれど結婚は自立してから、と保留にして、
結局生涯独身で過ごすことになる。
事業を自力で切り盛りし、女性自身が着たいと思うような服を創作したシャネルは、
自立した女性のアイコンとして今も君臨している。


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逆に、ずうっと誰かしらの恋人であり続けた女性もいる。
映画「歴史は女で作られる」が今月公開された。
「輪舞」のM•オフュルス監督による1956年の作品で、ローラ•モンテスという実在の女性の生涯を描いたもの。
ローラはダンサーであり、また数多くの愛人を渡り歩いたことで知られている。
その愛人達の名はアレクサンドル•デュマ、フランツ•リスト、果てはバイエルン国王ルードヴィヒ1世まで。。
ストーリーに惹かれたのだが、すでに遅し。公開期間が短くて見逃した。

このローラ•モンテスの話になると妹が
「それ大変そう〜、いつもすっごく良くないとダメじゃない?」
常に芸術家やら資産家やら王様やら、誰かしらの心を捕らえておくためには、
常に特別輝いてなきゃならないみたいでちょっとね〜、ま、適当でいいかという訳にはいかなさそうで。。
ということらしい。

しかし、どちらの女性も自分の望むように生きたその様が、今に至るまで人の心を捕らえて放さないのだろう。
しかも、その生き方が世の大多数のそれとは正反対のものとなると、
ただ望む生き方を全うするだけでなく、自分の歩く道を作りながら生きていく訳だから、
より多くのエネルギーを注いでゆくことになる。
その大きなエネルギーが人を魅了するのだと思う。

職人気質の妹、そのようなドラマチックな成り行きはピンとこないみたいだった。
仕事が楽しくて、時には、ひとつの帽子が仕上がってしまうのが残念なくらい、と言っていたこともある。
1時間のランチタイムが終わって、じゃあね。とアトリエに戻ってゆく後ろ姿がちょっと小走りだった。
今日はどんな仕事をしているのかな?と思いながら見送っていると思わず笑顔になって小さく手を振ってしまった。。



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by leventmurmure | 2012-01-19 23:08 | dairy